映画の撮影のためロシアの女優と映画監督が国際宇宙ステーションに到着!
映画の撮影のために初めて、ロシア人の女優と映画監督が国際宇宙ステーション(ISS)に乗り込んだ。
ハリウッドの計画に先立ち撮影
ISSに到着したのは、女優のYulia Peresildさん(37)と映画監督のKlim Shipenkoさん(38)を含む3人だ。
彼らは10月5日に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、「Soyuz MS-19」に乗って打ち上げられ、グリニッジ標準時の12時22分にISSにドッキングした。
実は以前、俳優のトム・クルーズさんがISSで初めてハリウッド映画の撮影を行うプロジェクトが発表されたが、今回の監督らの試みは、その記録を破るものだとされている。下の動画には打ち上げから、PeresildさんらがISS内に入るまでの様子が映っている。
#ICYMI: The Soyuz MS-19 crew ship launched today at 4:55 a.m. EDT, docked at 8:22 a.m., then the hatch opened at 11 a.m. and three Russian crewmates entered the station increasing the population to 10. pic.twitter.com/GDyiQMcvrM
— International Space Station (@Space_Station) October 6, 2021
Watch @NASA TV now as three Russian crewmates aboard the Soyuz MS-19 crew ship approach the station for a docking today at 8:12am ET. https://t.co/yuOTrZ4Jut pic.twitter.com/Yjy8njJjAG
— International Space Station (@Space_Station) October 5, 2021
女性外科医がISSに派遣されるストーリー
PeresildさんとShipenkoさんは今回、映画『The Challenge(挑戦)』のシーンをISSで撮影するため、12日間滞在する予定だという。
その映画は、宇宙飛行士を救うため女性外科医がISSに派遣されるストーリーで、すでにISSにいるロシア人宇宙飛行士のAnton Shkaplerovさんと他の2人の宇宙飛行士も、ゲスト出演をするそうだ。
女優のPeresild,さんは、打ち上げ前の記者会見で次のように述べていた。
「精神的にも肉体的にも、そして感情的にもつらかったです。でも、ゴールにたどり着いた時には、すべての困難がそれほど悪いものではないように感じると思います」
2人は、すでに6カ月間もISSに滞在してきたロシア人宇宙飛行士のOleg Novitskyさんとともに、10月17日に地球へ帰還する予定だという。(了)
出典元:The Guardian:Russian actor and director arrive at space station to make first film in orbit(10/5)