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気候変動会議COP26が、大量のCO2を排出していたと判明

気候変動会議COP26が、大量のCO2を排出していたと判明
写真AC

CO2(二酸化炭素)排出量削減が目標の1つであるCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)で、過去にないほど大量のCO2が排出されていることが、イギリス政府に提出された予備調査報告書から分かった。

 

前回のCOP25の2倍

 

その報告書の中に、COP26に関連した温室効果ガス排出量が、CO2に換算して総計10万2500トンになるとの見積もりがある——海外メディアがこう報じている。

 

この量は、2019年にスペイン・マドリードで開かれたCOP25での排出量5万1101トンの約2倍。パリ協定が結ばれた2015年のCOP21では4万3000トンだったが、それと比較すると2.3倍以上になる。

 

イギリス政府によれば、今回のCOP26は出席者が3万9000人以上で、前回のCOP25(出席者約2万7000人)より規模が大きくなっているとのこと。これを考えれば、ある程度CO2排出量が増えるのは当然だろう。ただ、人数比は1.4倍程度なのに、排出量は2倍になっており、増え方が激しいと言えそうだ。

 

主な原因は旅客機

 

COP26で排出された温室効果ガスのうち、60%は、国をまたいで飛んだ旅客機からのものだという。イギリスメディアによれば、そういった旅客機の中でも、参加者が使うプライベートジェットが以前から問題視されているそう。

 

イギリス政府はCOP25の出席者に、なるべくCO2排出の少ない移動手段を利用するよう呼びかけていた。それにもかかわらず、ボリス・ジョンソン英首相は、先日、行事に出席するためプライベートジェットでロンドンに戻ったそうだ。

 

他にも、海外メディアの調べによれば、モスクワ、モナコ、ローマ、クウェート、アラブ首長国連邦、ニジェール、ナイジェリア、ケニアなどから、裕福な出席者たちがプライベートジェットで開催地グラスゴーにやって来ているとのこと。ジョー・バイデン米大統領やAmazonのジェフ・ベゾス会長もプライベートジェットを利用した。

 

こうしたことについて、環境NGOグリーンピースのDoug Parr氏は、「グラスゴーでのこの会議は、環境にいいライフスタイルをデモンストレーションする場ではない」と前置きしながらも、裕福な出席者がこういうことをする余地を残しておけば、「他の者に排出量削減を説得するのが一層難しくなる」と述べた。(了)

 

出典元:Metro:Carbon footprint of COP26 twice as large as last climate conference(11/12)

出典元:LBC:COP26 ‘doubles carbon footprint’ of previous climate summit(11/12)

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