イスラエルが英やデンマークなどからの入国を禁止、オミクロン株の拡大で
イスラエル政府は12月12日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染者が多い国からの入国や、渡航を禁止する方針を発表した。
12月15日から発効
イスラエル保健相が12日に開いた記者会見によれば、渡航制限がされている「レッドリスト」の国に今回、イギリスやデンマーク、ベルギーなどを加える予定だという。
理由はこれらの国々で「オミクロン株」の感染が拡大しているためで、イスラエル国内での感染拡大を防ぐためと考えられている。
これらの国々からの入国や渡航が禁止されるのは、12月15日からとなる。
オミクロン株への感染は55件
イスラエルでは、新型コロナの感染拡大を食い止めるために、すでに外国人の入国を禁止し、海外から帰国したイスラエル人に3~7日間の自主隔離を課しているという。
また南アフリカでオミクロン株が確認されてから、イスラエルの「レッドリスト」には、アフリカを中心とした50カ国が含まれているそうだ。
イスラエルの保健当局によると、国内ではオミクロンの感染が55件確認されているという。
そのため現在は、マスク着用義務の厳格化を検討しつつ、ワクチン接種プログラムを加速させようとしているそうだ。(了)
出典元:VOA:Israel Imposing Travel Ban for Britain, Denmark, Belgium over Omicron Spread(12/12)