全豪オープンの決勝戦で、男が抗議のためにコートへ侵入
全豪オープンの男子決勝戦で、男が観客席からコートに侵入する出来事が起き、その後退場させられた。
約3mの観客席から飛び降りる
1月30日、オーストラリアのメルボルンにある「ロッド・レーバー・アリーナ」では、全豪オープン・テニスの男子決勝戦が行われていた。
当時、スペインのラファエル・ナダル選手とロシアのダニール・メドベージェフ選手が試合を行っていたが、そこへ1人の男がコートへ侵入した。
男は当初観客席にいたが、約3mの高さからコートに飛び降りたという。このため試合は一時中断。
しかしすぐに警備員が駆けつけ、男を取り押さえ、コートの外へと連れて行ったそうだ。その様子がこちら。
Some bozo just jumped out of the stands onto the court (probably about three meters), got dragged out.#AusOpen pic.twitter.com/u4xzjTaIEf
— Ben Rothenberg (@BenRothenberg) January 30, 2022
「難民収容を廃止せよ!」
コートに侵入した男は、難民の権利を訴えており、「難民収容を廃止せよ」と書かれた布製の旗を握りしめていたという。
しかし男が具体的に何を訴えようとしていたのかは、明らかになっていない。
ただノバク・ジョコビッチ選手が強制送還される前に収容された、メルボルンにある難民収容施設には、最長8年間も亡命希望する男性らが数十人いると言われている。
今回の全豪オープンでは、ナダル選手がメドベージェフ選手を、セットカウント「2-6」「6-7」「6-4」「6-4」「7-5」で下し、優勝した。(了)
出典元:MailOnline:Wild moment a pro-refugee protester LEAPS three metres onto the Australian Open court during the men’s final – before swiftly being seized by security(1/30)