ウクライナ軍、捕虜になったロシア兵の母親を招待、息子を引き取るよう求める
ウクライナ軍は、捕虜になったロシア兵を引き取るよう、その母親らを招待することを明らかにした。
ロシア兵に母親へ電話をかけさせる
ウクライナ国防省は「捕虜になったロシア軍をウクライナ、キエフに受け取りに来た場合、その母親に引き渡そうという決定が下された」と述べている。
またメディア「Kyiv Independent」によると、ウクライナの民間人は捕虜にしたロシア人にお茶や食べ物を提供し、ビデオチャットで母親に電話をかけさせているという。
A Russian soldier surrendered. Ukrainians gave him tea, food, and let him call his mother on video. I want to cry from how much I love my country. pic.twitter.com/ZiERQsyBbo
— Anastasiia Lapatina (@lapatina_) March 2, 2022
Video shared on Ukrainian channels of a captured Russian soldier apparently being fed by locals. The post says he burst into tears when he was allowed to video-call his mother. So many of these troops are just teenagers, with absolutely no clue what this war is really for. pic.twitter.com/oCPUC8cKcO
— Matthew Luxmoore (@mjluxmoore) March 2, 2022
さらにウクライナのイリーナ・ベレシュチュク副首相は、ロシア兵の遺体の送還を国際赤十字に依頼。先週も次のように述べている。
「何千もの侵略者の死体がある。これは人道的に必要なことです。私たちは、侵略者の遺体がウクライナ領を出て、ロシアに行くよう求めています。あなたの息子、あなたの部下の遺体を少なくするよう、ロシア人に再び呼びかけます、さもなければ、何千体にもなります。何度も言いますが、勝利は我々のものです」
Звернення Ірини Верещук до Міжнародного комітету Червоного Хреста. pic.twitter.com/nVmEpWyA43
— Офіс Президента (@APUkraine) February 26, 2022
Minister for Reintegration of the Temporarily Occupied Territories of Ukraine Iryna Vereshchuk appealed to the International Committee of the Red Cross:
“We ask to take the bodies of Russian occupants to leave out Ukrainian land!” ➡️ https://t.co/SlrTYbGzaq— Defence of Ukraine (@DefenceU) February 27, 2022
「殺戮のためとは知らなかった」
ウクライナ軍によると、先週、降伏したロシア兵の小隊は、自分たちが殺戮のために送り出されたとは知らなかったと主張したという。
侵攻が始まった2月24日の声明では「小隊の指揮官が侵攻を知ったのは前日で、自分たちは帰国すると思っていたと主張した」と述べられている。
コンスタンチン・ブイニチェフという名前の指揮官は「誰も我々が殺しに行くとは思っていなかった。我々は戦いに行くのではなく、情報を集めていたのだ」と主張していたそうだ。
これらのことはオクサナ・マルカロヴァ駐米ウクライナ大使も、アメリカでの記者会見で述べている。
ロシア軍はキエフですぐに勝利できるだろうと思い込み、十分な物資を持ち込んでいなかった可能性が指摘されており、さらに3方面からの攻撃を開始したことで、兵士への供給はより困難なものとなっている。(了)
出典元:METRO:Ukraine invites Russian mums to come and pick up their captured sons in Kyiv(3/2)