ドイツで親ロシア派の人々がデモ、350台の車に乗って街を行進
ドイツ北部の都市で、親ロシア派の人々によるデモ行進が行われた。
ロシア系住民への差別に反対
4月10日、ドイツ北部の町、ハノーバーで親ロシア派(ロシア系住民)の人々によるデモ行進が行われたという。
このデモには約600人が参加し、350台の車に乗り、街中を移動していったそうだ。
デモ参加者らは、ロシアのウクライナ侵略後、ドイツで行われているロシア市民への差別に抗議したという。
一方、地元警察は、街ではウクライナを支持する約700人のカウンター・デモも行われたとしている。
フランクフルトでも「戦争・差別反対」
またドイツ中央部の都市、フランクフルトでも親ロシア派の人々が集まり、デモ行進を行ったそうだ。
彼らは「ロシア語を話す同胞への恫喝と差別に反対/戦争に反対」を唱えていたという。
実はこのような親ロシア派のデモは以前から、ドイツでも行われており、ウクライナの国会議員も非難していた。
As the whole world watches in horror the images from #Kyiv region, Germany 🇩🇪 allows #Russia supporters rally. @OlafScholz come to #Bucha and talk about freedom of assembly to parents who watched their daughters raped and children who saw their parents shot. pic.twitter.com/GWyjj1RZzo
— Lesia Vasylenko (@lesiavasylenko) April 3, 2022
約23万5千人のロシア人が暮らす
ドイツには以前からロシア系の移民が移り住んでおり、1989年にソビエト連邦が崩壊した後、その数は増えていったという。
ドイツ政府の2020年末の統計では、約23万5千人のロシア人がドイツ国内で暮らしているそうだ。
一方、ドイツに住んでいたウクライナ人は13万5000人だったが、ロシアのウクライナ侵攻後は、30万人のウクライナ人がドイツに避難している。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: Putin appoints new war commander; Zelenskiy welcomes favourable shift in German stance – live(4/10)