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Twitter社が広告のためにユーザーのデータを違法に使用、190億円の罰金

Twitter社が広告のためにユーザーのデータを違法に使用、190億円の罰金
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アメリカのTwitter社は、ユーザーのデータを違法に使用していると法執行機関から訴えられ、多額の罰金を科されることになった。

 

個人情報を広告主に提供しないと約束

 

連邦取引委員会(FTC)に代わって司法省が提出した訴状によると、Twitter社は2013年、アカウントのセキュリティを向上させるため、ユーザーに電話番号か電子メールアドレスの提出を求め始めたという。

 

そして当時、Twitter社は、ユーザーの電話番号や電子メールアドレスなどの個人情報を、広告主に提供しないと宣言。規制当局とも約束していたそうだ。

 

しかし今回の裁判で、ターゲット広告の販売を支援するためにユーザーのデータを違法に使用していると指摘され、1億5000万ドル(約190億円)の罰金が科せられたという。

 

広告の収入源を押し上げた

 

連邦取引委員会(FTC)とは、アメリカ政府の独立機関で、独占禁止法の執行と消費者保護の推進を使命としている。

 

FTCの議長を務めるリナ・カーン氏は、次のように述べている。

 

「訴状にあるように、ツイッターはセキュリティのためにデータを利用するという口実でユーザーからデータを取得したが、結局はそのデータを使ってユーザーに広告を配信することも行っていたのです。この行為は、1億4千万人以上のTwitterユーザーに影響を与え、同時にTwitterの主要な収入源を押し上げることになりました」

 

個人から有名人、企業まで幅広いユーザーを抱えているTwitterは、その広告から収益のほとんどを得ているという。

 

またTwitter社は2020年12月、欧州のデータプライバシー規則「GDPR」に違反したとして、40万ポンド(約6400万円)の罰金も科されている。(了)

 

出典元:BBC:Twitter fined $150m in US for selling users’ data(5/27)

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