【世界陸上】カメラマンがコースの中で撮影、レース中の選手らも困惑
世界陸上選手権で、カメラマンがトラックで撮影するという、かなり珍しい出来事が起きた。
コースの2レーン目に入り込む
その様子が目撃されたのは7月19日に行われた、男子3000m障害レースでのこと。
あるカメラマンがレース中に、選手たちが走るコースの2レーン目に入り、撮影したという。
これにより後ろから走ってきた選手は、このカメラマンを避けねばならず、彼に怒鳴る選手もいたそうだ。その様子がこちら。
What the…?!?! Lol my hat is off to @karagoucher for not losing her cool on the live broadcast when the cameraman… became the 29th barrier of the men’s steeple final!? 😳 #wcoregon22 pic.twitter.com/zx00UpdFxL
— Sally Bergesen (@oiselle_sally) July 19, 2022
女子三段跳びの決勝を撮影
実はこのカメラマンは、近くで行われていた女子三段跳びの決勝を撮影しようとしており、障害レースについては気づいていなかったという。
しかし選手たちは全員、カメラマンを避けることができ、レースに大きな支障は出なかったようだ。
障害レースの優勝はモロッコのスフィアン・エル・バッカリ選手で、タイムは8分25秒13、2位はエチオピアのラメチャ・ギルマ選手、3位はケニアのコンセスルス・キプルート選手となった。
世界選手権でカメラマンによる災難が起こるのはこれが初めてではない。2015年にはウサイン・ボルト選手が試合後、セグウェイに乗ったカメラマンと衝突し、地面に倒れたこともあったという。(了)