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ウクライナの穀物を積んだ船が、無事にトルコの海域に到達

ウクライナの穀物を積んだ船が、無事にトルコの海域に到達
Twitter/Oleksandr Kubrakov

8月1日にウクライナ南部のオデーサ港を出港した船が、無事にトルコの海域に到達したという。

 

イスタンブールに停泊する予定

 

トルコと国連の仲介により結ばれた協定により、ウクライナの穀物を積んだシエラレオネ船籍の「Razoni」号は8月1日、レバノンに向けてオデーサの港を出発した。

 

そして8月2日、船はロシア軍の攻撃を受けることなく、無事にトルコの海域に到達したことが確認されたという。

 

トルコのイスタンブールにある共同調整センター(JCC)のトルコ代表は、ウクライナの穀物を世界市場に運ぶ最初の船が、8月2日の夜にイスタンブールに停泊する予定であると発表した。

 

JCCで行われたブリーフィングにおいて、Özcan Altunbulak将軍は、船の航路は計画通りに進んでいると述べている。

 

また別の関係者も「計画では、毎日一隻の船が(ウクライナから)出ることになっている。何も問題がなければ、しばらくは1日1隻の船で輸出が行われるだろう 」と述べたそうだ。

 

アメリカは追加の軍事支援を発表

 

一方、アメリカはウクライナへ、5億5000万ドル(約715億円)相当のさらなる軍事支援を行うと明らかにした。

 

アメリカ国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は記者団に対し、5億5000万ドルの支援には「HIMARS」として知られる高機動ロケット砲システム用の弾薬や、榴弾砲用の弾薬が含まれる」と述べた

 

国防総省の声明によると、この支援には7万5000発の155mm砲弾が含まれているという。

 

またアメリカ政府は、ロシアがウクライナ最大のザポリージャ原子力発電所を「核の盾」として使用していると、非難している。

 

アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、ロシア軍が現在、同発電所を軍事基地として使用し、その周辺からウクライナ軍に攻撃していることに「深い懸念」を抱き、原発周辺のロシア軍の行動を「無責任の極み」であると述べた。

 

米が直接戦争に関与していると非難

 

一方、ロシア国防省は、アメリカ政府がウクライナとの戦争に「直接」関与しており、「民間人の大量死」につながる情報を伝えていたと主張した。

 

ロシア国防省は、ウクライナが長距離ロケット砲を打つ際に、アメリカの情報機関が標的の情報(衛星などの情報か?)を伝えていたとして非難している。

 

その上で、東部のドンバス地域の人口密集地や、他の地域へのウクライナ軍によるロケット弾攻撃は、アメリカの責任だと主張している。

 

台湾の独立には反対

 

またロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、米下院議長のナンシー・ペロシ氏の台湾訪問を、北京への圧力を目的とした「挑発行為」と見ていると語った。

 

中国の報道官は8月1日、もしペロシ氏の台湾への訪問が実現すれば、自国の軍隊が「傍観することはない」と警告していた。

 

ザハロワ氏は記者会見で、ロシアは中国政府の「一つの中国」という原則を支持し、台湾の独立には「いかなる形であれ」反対すると述べたという。(了)

 

出典元:The Guardian:First shipment of Ukrainian grain reaches Turkish waters; Kremlin accuses US of direct role in war – as it happened(8/2)

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