ロシアが占領するヘルソン中心部で銃撃戦、装甲車と謎のグループが交戦【動画】
ロシアが支配しているウクライナ南部のヘルソンの中心部で、銃撃戦が起き、その映像が投稿されている。
ロシア軍の装甲車2台が交戦
その衝突があったのは9月17日。ヘルソン市の行政機関によれば、市の中心部をパトロールしていたロシア軍と、正体が分からないグループの間で交戦があったという。
ロシアのメディア「Vesti-Crimea」は、17日の夕方、ヘルソン駅付近でロシア軍の装甲車2台が交戦する様子を投稿している。
Russian forces have been fighting with something in Kherson city for a bit now, reportedly near the central train station pic.twitter.com/KqtVXS9Cav
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) September 17, 2022
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) September 17, 2022
この戦闘では、ロシア軍が正体不明のグループを鎮圧したとされるが、ここ数週間、ヘルソンや他の占領地域では、親ロシア派の関係者を狙った攻撃が相次いでいる。
またウクライナ軍も、ヘルソンへの攻撃も強めており、すでに南部のロシア占領地域からは、ロシア軍の情報将校や司令官などが避難しているとの情報もある。
「家族を地雷原に送る」と脅す
ウクライナの治安当局は、北東部ハルキウ地方の都市、クピエンスクで、ロシア連邦治安機関(FSU)の職員が住民を拷問したと発表した。
ウクライナのメディア「Kyiv Independent」紙によると、ロシア連邦治安機関の警官が当時占領下にあったクピエンスクで住民を拷問し、「家族を地雷原に送る、殺す」と脅したという。
「今は、戦争の時代ではない」
インドのモディ首相は9月17日、ウズベキスタンのサマルカンドで開かれた上海協力機構の首脳会議で、ロシアのプーチン大統領と会談し、「今は、戦争の時代ではない」と述べたという。
これに対しプーチン大統領は、ウクライナとの紛争に関するインドの「懸念」を理解しているとし、ウクライナ側が交渉を拒否していることを非難。「我々はできるだけ早く、紛争を終わらせるために最善を尽くす」と述べた。
その一方、プーチン大統領は記者会見で、ウクライナへの攻撃を継続することを誓い、もしウクライナ軍がロシア国内の施設を標的にした場合、ロシア軍はウクライナの重要インフラへの攻撃を強化することができると警告したという。
さらにプーチン大統領は「ウクライナ東部のドンバス地域全体の「解放」がロシアの主要な軍事目標であることに変わりはなく、それを修正する必要はない。我々は急いではいない」と述べたという。
下は今年2月からの戦況を示した動画となる。(了)
The first 200 days of Russia’s invasion of Ukraine as mapped by @criticalthreats and @TheStudyofWar.
Ukrainian forces have liberated more than 60,000 square kilometers of territory since April. pic.twitter.com/UNTHihw5UL
— Brady Africk (@bradyafr) September 18, 2022
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: medics killed by Russian strike during evacuation of hospital, says Kharkiv governor – as it happened(9/18)