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ロシア政府がイーロン・マスク氏のウクライナ和平案を称賛、しかし投票結果は?

ロシア政府がイーロン・マスク氏のウクライナ和平案を称賛、しかし投票結果は?
Twitter/UkraineWorld

先日、スペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏は、ウクライナ紛争における和平案をツイートし、物議を醸した。

 

ロシアの報道官がマスク氏を称賛

 

マスク氏は10月3日ツイッターにおいて、和平案として、ウクライナがクリミア半島をロシアに永久に譲り渡すこと、ロシア支配地域の運命を決めるために国連の立ち合いのもとで新しい住民投票を行うこと、そしてウクライナが中立に合意することを提案した

 

この和平案に対し、ロシア側はウクライナでの戦争を終わらせる可能性があるとし、称賛したという。

 

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は電話会談で、記者団に次のように語った。

 

「イーロン・マスクのような人物が、この状況から平和的に抜け出す方法を探していることは、非常にポジティブなことだ。多くのプロの外交官と比べても、マスクはまだ平和を達成する方法を探している。実際にロシアの条件を満たさず、、平和を実現することは、絶対に不可能なのです」

 

投票結果は?

 

マスク氏は自らの和平案に対して、ツイッター上で投票を募っていたが、その結果は彼が望んだものにはなっていない。

 

10月4日のイギリス時間午前10時30分の時点で、ツイッター上の投票は250万票以上を集めたが、約59.1%がマスク氏の和平案に反対。賛成は40.9%となっている。

 

 

一方、マスク氏の和平案に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「どちらのイーロン・マスクが好きか?」というアンケートをツイートしていたが、こちらの結果は「ウクライナを支援する人物」が78.8%、「ロシアを支援する人物」が21.2%という結果となった。

 

 

このような結果を受け、ロシアのペスコフ報道官は、「ボット」(偽のツイッターアカウント)が「投票に積極的に参加している」と、根拠を示さずに主張したという。

 

またペスコフ報道官は、ロシア政府は常に交渉による紛争終結に前向きであるとし、プーチン大統領と直接交渉することはないとするウクライナの態度(新たな法令)を批判した。(了)

 

 

出展元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russian maps appear to show rapid withdrawals in east and south; US promises more weapons to Kyiv – live(10/4)

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