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ドイツで環境活動家が、モネの絵画にマッシュポテトをぶちまける

ドイツで環境活動家が、モネの絵画にマッシュポテトをぶちまける
Twitter/Mario Sixtus

先日、イギリスではゴッホの絵にトマトスープがかけられ物議を呼んだが、今度はドイツで有名な絵画にマッシュポテトが投げつけられた。

 

クロード・モネの作品にマッシュポテト

 

その出来事が起きたのは10月23日、場所はドイツのポツダムにある「バルベリーニ美術館」とされている。

 

その日、ドイツの環境保護団体「Letzte Generation(最後の世代)」のメンバー2人が美術館に入り、印象派の画家、クロード・モネの作品『干し草(の山)』にマッシュポテトをぶちまけたという。

 

その後、メンバーは壁に両手を接着し、化石燃料の使用による気候変動問題の影響について訴えたそうだ。

 

「私たちは気候の大災害の中にいる」

 

「Letzte Generation」はこの動画を引用リツイートし、さらに次のような主張を述べている。

 

「人々は飢えつつあり、凍え、死につつある。私たちは気候の大災害の中にいるのに、人々が恐れているのは、絵の上のトマトスープやマッシュポテトだけだ。(略)科学が、2050年に家族を養えなくなると語っているから怖いんだ。食料をめぐって争うことになれば、この絵は何の価値もないでしょう。いつになったら耳を傾けるようになるのか?いつになったら耳を傾けて、いつも通りの商売(化石燃料の売買)をやめてくれるんだ?」

 

またこのグループは、「化石燃料が人類を滅ぼしていることを社会に知らしめるために、マッシュポテトやトマトスープを絵画にぶつけることが必要なら、私たちはそれをする」と述べている。

 

美術館側によれば、絵画はガラスで保護されており、損傷はしていないようだという。

 

また美術館の広報担当者は、この後、警察がすぐに到着し、デモ参加者の手は「比較的簡単に」壁から切り離されたと述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Climate activists throw mashed potatoes at Monet work in Germany(10/23)

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