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北朝鮮が密かにロシアに砲弾を供給か?米報道官が指摘

北朝鮮が密かにロシアに砲弾を供給か?米報道官が指摘
flickr_李 季霖

アメリカ、ホワイトハウスの報道官は11月2日、北朝鮮が密かにロシアへ砲弾を供給しているとの見方を示した。

 

中東や北アフリカを経由か

 

国家安全保障を専門とするジョン・カービー報道官は、ブリーフィングにおいて、北朝鮮がロシアに砲弾を密かに供給していることを示す情報を持っている、と述べたという。

 

また北朝鮮は、中東や北アフリカを経由することで、砲弾の出荷を隠そうとしていると指摘した。

 

その上でカービー報道官は、「(我々の情報は)北朝鮮が密かに供給していることを示しており、我々は積み荷が(ロシア側に)受け取られているかを監視するつもりだ」と述べた。

 

そして「砲弾の数は少なくないが、(ウクライナでの)戦争の勢いを変えるような量ではないと考えている」とも述べたという。

 

北朝鮮は9月、「ロシアに武器や弾薬を提供したことはなく、その計画もない」と主張していた。

 

一方でアメリカに対しては、「口をつぐんで」、自国(北朝鮮)のイメージを「汚す」ことを目的とした噂を流さないよう、警告していたそうだ。

 

トルコの大統領が交渉に成功

 

ロシアは、国連が管理するウクライナからの穀物輸出回廊に再び参加することを表明した。

 

ロシア側は先週末に、クリミア半島のセバストポリ港で自国の軍艦がドローン攻撃を受けたとし、穀物を安全に輸出する取り組みから撤退すると表明していた。

 

しかしその後、トルコのエルドアン大統領とロシア側がハイレベルな交渉を行ったと見られ、11月2日には、ウクライナから穀物回廊を軍事作戦に使用しないとの書面による保証を得たとし、ロシア側は再び参加することを表明した。

 

この交渉ではエルドアン大統領の役割が大きかったとされ、彼は「ロシアの承認があろうとなかろうと、ウクライナからの穀物輸出は継続する」と述べていたという。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領もその後、エルドアン大統領と電話会談を行い、穀物輸出が再開できたことについて、感謝の意を伝えたそうだ。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russia to rejoin Black Sea grain deal; Moscow to summon UK ambassador over Sevastopol drone strike – as it happened(11/2)

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