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ツイッター有料認証でさっそくイタズラ、イラク人殺しを懐かしむ元米大統領と元英首相の偽者

ツイッター有料認証でさっそくイタズラ、イラク人殺しを懐かしむ元米大統領と元英首相の偽者
Wikipedia

ツイッターを買収したイーロン・マスク氏が、海外で開始した認証バッジの有料化。月額8ドル払えば、誰でも審査なしに認証バッジ(丸い青地にチェックが入ったマーク)を得られるようになり、なりすましアカウントが増えるのではないかと懸念されていた。

 

そしてさっそく現れたのが、元アメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュと、元イギリス首相トニー・ブレアのなりすましだ。

 

「イラク人殺しが懐かしい」

 

偽ブッシュの認証アカウントに最初に投稿されたのは「I miss killing Iraqis」(私はイラク人殺しが懐かしい/〜が無くなって寂しい)という一文。ちなみに、2003年にイラクへ侵攻し、戦争(イラクの自由作戦)を始めたのはブッシュ政権下のアメリカだ(Wikipedia)。

 

このツイートは、ツイッターの運営によってアカウントごと削除されているが、スクリーンショットがすでに拡散されている。

 

Twitter/TrueBlueAmerican@Pete4America

 

この投稿に返信したのが偽トニー・ブレア、アメリカに屈従する態度から「ブッシュのプードル」と揶揄されたこともある(Wikipedia)元イギリス首相のなりすましだ。返信内容は「Same tbh」(心から同感)というもの。

 

Twitter/TrueBlueAmerican@Pete4America

 

同姓同名で認証を買った偽者

 

もちろん、本物のブッシュ氏やブレア氏がこんなツイートをするとは考えられない。

 

海外メディアによれば、同姓同名で登録した誰かが、8ドル支払って青い認証バッジ(マーク)を手に入れたのだそう。偽ツイートの目的は政治的なものでなく、有料認証バッジを審査なしで発行するシステムの欠陥を指摘することだったらしい。

 

マスク氏が導入した有料認証は、誤報を拡散したり、他人へのなりすましを助長するとして批判を浴びているそうだ。特に、8ドル払うのを惜しんで認証バッジを付けない(本物の)有名人に成り代わって、認証バッジを付けた偽物が増えるのではないかと言われている。(了)

 

出典元:Huffpost:Verified Bush And Tony Blair Profiles Work To Make Musk’s Twitter ‘Completely Unusable’(11/10)

出典元:Metro:‘Official’ Twitter accounts lampoon leaders, as ‘Blair’ and ‘Bush’ discuss killing Iraqis(11/11)

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