【ウクライナ】戦闘中のバフムートのドローン映像、破壊された街の様子
ウクライナ東部のドネツク州にある街、バフムートではウクライナ軍とロシア軍の激しい戦闘が行われているが、街の様子をとらえたドローン映像がYouTubeで公開されている。
ドローンによって上空から撮影
この動画は「Бутусов Плюс」のYouTubeチャンネルで公開されたもので、これまでにもさまざまな戦闘の様子を記録してきた。
今回は、バフムートの町をドローンによって上空から撮影。戦闘により、街が大きく破壊された様子が映っている。
また戦闘中であることを示すように爆音が響き渡り、時々砲弾が着弾し、煙が立ち昇る様子も映っていた。それがこちら。
バフムートにはかつて7万2000人が住んでいたが、この半年で1万2000人にまで減少。人々は地下室で生き延び、なんとか街に入れる移動食料品トラックで供給を受けているという。
ロシア南部への攻撃で4人が負傷
一方、ウクライナとの国境に近いロシア南部のベルゴロド州では12月18日、砲撃により4人が負傷したという。
ベルゴロド州のVyacheslav Gladkov知事は、詳細を語っていないものの、「4人が負傷したことが確認されている。医療チームが彼らを病院に連れて行っている」と述べている。
またベルゴロド地域の上空で、ロシア軍の防空システムが作動したとも伝えた。
ベルゴロドでは2月24日にロシアの侵攻が始まって以来、度々ウクライナ軍により、燃料や弾薬庫などの目標物への攻撃を受けているそうだ。
ザポリージャ原発に保護ドームを建設
ウクライナ南部にあるザポリージャ原子力発電所では、使用済み核燃料貯蔵所を保護するドームの建設が始まったという。
このことはロシア側の職員が述べており、ドームは砲弾の破片やドローンによる爆弾から守るものだとされている。
ヨーロッパ最大のザポリージャ原子力発電所は、今までも繰り返し砲撃され、6基の原子炉は数カ月間停止しているそうだ。
国際原子力機関(IAEA)は最近、原発事故を防ぐため、ウクライナの原発に原子力安全・保安の専門家を常駐させる計画を発表した。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: ‘fragile morale’ among Russian forces, says UK – as it happened(12/18)