今度は中南米!コスタリカの上空にも、中国のスパイ気球が出現
先日、アメリカに現れた中国のスパイ気球とみられるものが、今度は中南米上空で見つかった。
米国防総省も中南米で気球を確認
もう1つの気球が見つかったのは2月3日。それはコスタリカやコロンビア、ベネズエラ上空を移動していたという。
すでに地元のメディアも気球について報道しているらしく、アメリカ国防総省のパット・ライダー准将も、次のように述べている。
「報道では、気球がラテン・アメリカを通過している。昨夜(2月2日の夜か)、それが中国の監視気球であることを確認した」
またSNSにも、コスタリカ上空を飛行する、白い気球の動画などが投稿されている。
Here is a video I took from the street. @SilvaRecord
I initially did not think it was a balloon since the wind was around 45 knots and the object remained still for a long time. But yes, it was confirmed a balloon. pic.twitter.com/I60KGTkWjC— UAP Costa Rica (@UAP_CR) February 3, 2023
バイデン大統領が破壊命令
アメリカは少なくとも1月31日から最初の気球を追跡しており、当時もジョー・バイデン大統領に報告されたという。
中国側は、この気球が主に気象調査のために使用される民間飛行船で、風のためにコースを外れたと主張している。
しかしアメリカ側は、気球がミズーリ州やモンタナ州にある核弾頭が格納されているエリアの上空を飛行していたと主張。中国側が、機密軍事施設を監視していると非難していた。
そして2月4日には、バイデン大統領が気球を破壊するよう命令し、その後アメリカ軍が大西洋上で撃ち落した。その様子はSNSにも投稿されている。
Chinese spy balloon shot down. #ChineseSpyBalloon pic.twitter.com/2LNUUf0Qpr
— Devon Pace (@elitedevon) February 4, 2023
このような気球(または飛行船)は昨年もフィリピンで目撃されており、以前日本でも同様の気球が確認されていた。(了)