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ウクライナ兵の頭蓋骨を掲げていたロシア人、戦場で頭を撃たれ重体か

ウクライナ兵の頭蓋骨を掲げていたロシア人、戦場で頭を撃たれ重体か
Twitter/Ukrainska Pravda in English

以前、ウクライナ兵の頭蓋骨を掲げ、戦争を煽っていたロシア人の男が、戦場で頭を撃たれたという。

 

私設軍隊「ENOT」の創設者

 

その男とは、イゴール・マングシェフ氏(36)だ。彼は民族主義運動「ライト・ロシア」の代表であり、私設軍隊「ENOT」の創設者とされている。

 

またロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏とも関係が深く、昨年8月には、ウクライナ東部の都市、マリウポリで殺害されたウクライナ兵の頭蓋骨をステージ上で掲げ、戦争遂行を呼び掛けていた。

 

その後、マングシェフ氏は軍に入隊し、ウクライナのドネツク州で戦闘に参加してきたという。

 

しかし先日、イギリス紙などは、マングシェフ氏が頭部に銃弾を受けたと報じ、SNSにもそれに関連したとされる写真などが投稿されたという。

 

至近距離から撃たれた可能性

 

イギリスのメディア「テレグラフ」は、2月4日未明にマングシェフ氏が頭を撃たれ、東部ドネツク州のスタハノフの病院に運ばれたと報じている。

 

また彼の友人のボリス・ロジキン氏により、マングシェフ氏が血まみれで病院のベッドに横たわっている生々しい写真が、ソーシャルメディアに投稿されたという。

 

ロジキン氏は、マングシェフ氏の容態が「深刻」だと述べており、医師は彼が至近距離から撃たれたと判断しているようだ。

 

しかしウクライナ軍によって銃撃されたのか、または味方に撃たれたのかは、明らかになっていない。

 

民間人の殺害も呼び掛ける

 

昨年8月、マングシェフ氏はステージ上で、次のように述べていたという。

 

「ウクライナは、脱ウクライナ化されなければならない。ノボロシヤのロシアの土地は返還されなければならない。我々は、血と肉を持つ人々と戦争しているのではない。反ロシア国家としての、ウクライナという思想と戦争しているのだ」

 

またウクライナ兵の頭蓋骨を掲げながら「我々は生きているが、この男はすでに死んでいる」などと述べていたそうだ。

 

 

さらにマングシェフ氏は、自身の「テレグラム」で、公然とウクライナの民間人の殺害を呼びかけ、次のように投稿していたという。

 

「我々はお前たちの家を焼き、お前たちの家族を殺し、お前たちの子供を取り上げ、ロシア人に育てる」

 

人間の頭蓋骨を使ったパフォーマンスは、少なくともロシア連邦の刑法に違反しており、また国際法上の戦争犯罪とみなされている。(了)

 

出典元:MailOnline:Pro-Putin mercenary who waved the ‘skull of a dead Ukrainian’ in front of crowd and called for the killing of civilians is shot in the head and ‘in grave condition’ following possible ‘warning hit’ to Wagner group(2/5)

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