Twitter/ Guinness World Records@GWR

10年近く趣味のサーフィンを続けている北海道出身の佐野誠一さんが、最高齢のサーファーとしてギネス世界記録に認定された。

1933年11月23日生まれの彼は現在89才。今年の秋には90才を迎えることになる。

80才の頃に始めたサーフィン

佐野さんの記録が認定されたのは2022年8月8日のこと。それが先月31日に公表された。認定された時の佐野さんの年齢は88才と288日だった。

下にあるのがギネス記録公式ツイッターに掲載されている動画。サーフボードの上で180度回転ジャンプを試みる姿が映っている。

Seiichi Sano is still hitting the waves at the grand age of 88 🏄‍♂️ pic.twitter.com/1Yy0pqeh8y

— Guinness World Records (@GWR) March 31, 2023

戦後間もない頃に高校を卒業し、東京に出て専門学校に通った佐野さん。キャバレーの従業員や外国人向けクラブのドアマンなど、様々な職を渡り歩いた後独立し、事業を始めて今年で50年になる。

80才になるまでは事業経営に忙殺されていたが、それ以降は時間に余裕ができ、趣味としてサーフィンを始めたのだそう。プロのような華麗な技を覚える気はないが、とにかくサーフィンが好きで、これまで9年以上、冬も欠かさず海に出ているという。

本来は三日坊主

佐野さんはもともと飽きっぽい性格で、いわゆる三日坊主なのだそう。ギネス世界記録のインタビューアーから、それでどうやってサーフィンを続けていられるのかと尋ねられ、こう答えている。

「3日やって少し休み、それからまた3日やって少し休む、というのを繰り返せばいい。新しい事を始めるときに、永遠にやり続けなくてもいいという気で始めれば、大抵の人が長期間続けられると思う」

また、彼には反抗的な一面もあるようだ。こんなことも言っている。

「これまで人からバカだと言われて来ましたが、気にはなりません。そういう事を言う人の方がバカだと思っていますから。私は完璧ではないですが、それほどひどくもないと思います」（ギネス世界記録の英文リリースからの日本語訳）（了）

出典元：UPI:89-year-old Japanese man named world’s oldest surfer(3/31)
出典元：Guinness World Records:89-year-old man named world’s oldest surfer after discovering sport in golden years(3/31)