気候変動活動家のグレタさんが裁判に出廷予定、有罪ならば実刑か?
スウェーデンの気候変動活動家であるグレタ・トゥーンベリさん(20)が起訴され、裁判に出廷することになった。
7月24日に裁判を受ける予定
今年の6月19日、スウェーデンの町、Malmö市で抗議行動が行われ、活動家らが同市の港で、石油タンカーの進行を妨害していたという。
グレタさんも、その抗議活動に参加。20人ほどのグループ「Ta Tillbaka Framtiden(未来を取り戻そう)」に加わり、道路に座り込むなどして、6日間のデモを行ったそうだ。
しかしその際、現場から立ち去るようにとの警察の命令に従わなかったため、逮捕されたという。
これによりグレタさんは起訴され、他の3人の活動家とともに7月24日に裁判を受けることになった。
罰金刑の方が一般的
デモ当時、グレタさんは、インスタグラムに次のように投稿していた。
「気候危機は、すでに無数の人々にとって生死に関わる問題です。私たちは傍観者にならず、化石燃料のインフラを物理的に止めることを選択します。私たちは未来を取り戻すのです」
警察によれば、デモ当時、活動家たちが道路に座り込んだため、約30台のトラックが港を通るのを阻止されたという。
グレタさんを含む4人は、道路からの移動を命じられても拒否したため、強制的に排除されたそうだ。
グレタさんの罪状では、最高で6カ月の実刑判決か、罰金刑になる可能性がある。
しかし検事のCharlotte Ottosen氏は、地元紙『Sydsvenskan』に対して「不服従の罪状では通常、罰金刑の方が一般的だ」と語っている。
現在、世界中で、活動家のグループが気候変動に反対するデモを行っており、エネルギー企業は、石油やガス、石炭プロジェクトへの新規投資を永久に停止するよう求められている。(了)
出典元:LBC:Greta Thunberg faces jail over charge of ‘disobeying police’ at climate protest as activist given court date(7/6)