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新型コロナワクチン接種後の死亡例、各国の状況とは?

新型コロナワクチン接種後の死亡例、各国の状況とは?
flickr_NIAID

新型コロナワクチンの接種が日本でも始まったが、アメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」では、各国で接種後に死亡した例を紹介している。

 

ノルウェー

 

まず1月中旬、ノルウェーでは、ファイザー/ビオンテックの新型コロナワクチンを接種してまもなく、75歳以上の高齢者33名が亡くなった。

 

これについて世界保健機関(WHO)の委員会は、調査の結果、「(この)死亡者数は、虚弱な高齢者の一部の集団において予想される全ての死亡率や死因と一致している」と判断。ワクチンのリスクとメリットのバランスに関しては、高齢者においても「好ましいままである」と結論づけた。

 

イギリス

 

またイギリスの医薬品・医療製品規制庁も、1月24日の時点で、ファイザー/ビオンテック、またはアストラゼネカの新型コロナワクチンを接種してまもなく、143名の死亡が確認されたと発表した。

 

亡くなったのは主に高齢者、または基礎疾患のある人だが、死因に関してワクチンが何らかの役割を果たしたのかを示唆するものはないという。

 

ドイツ

 

ドイツでは、ファイザー/ビオンテックの新型コロナワクチンを接種してまもなく、7名の高齢者が死亡。

 

ポール・エーリッヒ研究所は調査した後、死因はおそらく患者の基礎疾患によるものだろう、と述べている。

 

アメリカ

 

アメリカでは2月7日の時点で、新型コロナワクチンを接種した人のうち1170名が死亡した、と疾病予防管理センター(CDC)が発表している。

 

死亡したケースは、ファイザー/ビオンテックとモデルナのワクチンを投与されたグループ両方から出ており、接種した全ての人のうち死亡者の割合は、0.003%になるという。

 

また死因とワクチンとの因果関係を示すエビデンスはないとしている。

 

当サイトでは、決して新型コロナワクチンの危険性を誇張するつもりはない。

 

ただワクチン接種後に死亡している例が実際にあり、死因とワクチンとの因果関係が分かっていないとは言え、特に高齢者にとってはリスクが「ゼロ」とも言えないため、今回記事化することにした。(了)

 

出典元:The Washington Post:What to Know About Post-Vaccine Deaths and Allergies(2/13)

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