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ローマで、建設作業員が損なわれていない像の頭部を発見

ローマで、建設作業員が損なわれていない像の頭部を発見
ROMA

イタリアのローマで、建設作業員が、大理石で作られた像の頭部を発見した。

 

女神・アフロディーテの像か?

 

ローマ市長のRoberto Gualtieri氏は7月6日、ツイッターに像の頭部を投稿。「考古学者と修復師が現在、発見物の洗浄と研究に追われている」と述べた。

 

 

ローマ市議会がネット上で発表した声明によると、この印象的な像は、アウグストゥス霊廟とアウグスト帝国広場の再開発の工事中に、露わにされた基礎部分で建設作業員によって発見されたという。

 

またこの像の頭部は、ギリシャ産の大理石に優美な職人技で彫られ、女性神像、おそらくアフロディーテのものだと考えられるそうだ。

 

ROMA
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頭部は損なわれていない

 

この像の頭部は損なわれておらず、頭頂部で結ばれたリボン「テニア」で、髪を後ろでまとめた髪型も見受けられるという。

 

またこの像の頭部は、建築資材として再利用された可能性もあるそうだ。カピトリウム神殿の管理をしているClaudio Parisi Presicce氏は、次のように語っている。

 

「中世後期には、価値ある彫刻作品であっても再利用することはごく一般的なことでした。それにより、今回のように重要な芸術作品をうまく保存することができたのです」

 

この像はローマ初代皇帝・アウグストゥス(紀元前63年~紀元後14年)の時代のものと考えられるという。

 

現在は保存修復師と考古学者が修復を行っており、彼らが像を特定し、何年前の作品であるかを明らかにする予定だという。(了)

 

出典元:CNN:Marble head unearthed during works in Rome piazza(7/7)

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