ロシアと北朝鮮の国境に数多くの貨物列車、衛星画像で確認
ロシアと北朝鮮との間で貨物輸送が増加しており、その様子が確認されたという。
ロシアに武器や弾薬を供給か?
アメリカ・ワシントンに拠点を置く分析会社「ビヨンド・パラレル」によれば、高解像度の衛星画像から、北朝鮮の国境付近にあるトゥマンガン(豆満江)鉄道施設に少なくとも70両の貨車があることが判明したという。
過去5年間、この車両基地では20両以上の車両は確認されていなかったそうだ。
発表された報告書では「活動の増加は、北朝鮮がロシアに武器や弾薬を供給していることを示している可能性が高い」とし、「輸送コンテナを覆う防水シートによって、その中身を決定的に特定することは不可能である」と述べられている。
「大砲をロシアに移送」と報じる
アメリカのメディア「CBS」は10月6日、米政府高官の発言として「北朝鮮がウクライナ戦争で使用する大砲を、ロシアに移送し始めた」と報じた。
またアメリカ政府は以前、北朝鮮がロシアの民間軍事会社「ワグネル」に、砲弾などを供給していると非難したことがある。
そもそも北朝鮮は通常兵器の大量生産国であり、ソ連時代の兵器を大量に保有していることで知られているという。
また先日、ロシア政府は、金正恩氏の訪問中に協定は結ばれなかったとしながらも、プーチン大統領は軍事協力の「可能性」を示唆したそうだ。
その際、アメリカ政府は、北朝鮮からロシアへの武器輸出は「ロシア自身が採択に賛成した決議を含む、複数の国連安全保障理事会決議に直接違反する」と述べていた。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: buildup of trains on Russia-North Korea border reported; Moscow strikes Odesa grain infrastructure(10/7)