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NYで親パレスチナと親イスラエルのデモが発生、参加者が衝突

NYで親パレスチナと親イスラエルのデモが発生、参加者が衝突
X_Julio Rosas

ニューヨーク市のタイムズ・スクエアで10月8日、パレスチナを支持するデモと、イスラエルを支持するデモが同時に行われた。

 

双方のデモ参加者が対峙

 

パレスチナを支持するデモ参加者は300人に上り、彼らはマンハッタンのミッドタウンに集まり、「パレスチナに自由を!」と唱えたという。

 

 

その後、親パレスチナのデモ参加者の数は膨れ上がり、約70人いた親イスラエルのデモ参加の数も増えていったそうだ。

 

 

親イスラエルのデモ参加者は、親パレスチナのデモ参加者に対して「人殺しめ!」「恥を知れ!」と叫び、その後1人の男がパレスチナ人グループに向かって突進したが、すぐに警官に阻止され、連行されていった。

 

 

一方、親パレスチナのデモ参加者は「占領に対する抵抗は人権である」「隔離政策を行うイスラエルへの米国の援助をすべて打ち切れ」「イスラエルはテロ国家だ」と唱えたという。

 

 

アメリカの首都、ワシントンD.C.でも大規模な親パレスチナのデモが行われた。

 

 

こちらはワシントン州での様子。双方のデモが行われ、衝突が起きた。

 


またパレスチナ系住民のデモは、アメリカ以外、世界各国でも行われている。下はイングランドのマンチェスター、そしてロンドンの様子。

 

 

ドイツ・ベルリンでは、警察が動員され、デモ参加者が逮捕されたようだ。

 

 

こちらはカナダ・オンタリオ州での様子。

 

「土地は占領され、抑圧されてきた」

 

イスラエルは長年、パレスチナ人の土地を奪い、そこへイスラエル人を住まわせ、入植を進めてきた。それに反抗し、パレスチナの武装勢力「ハマス」がイスラエル側を攻撃してきたが、そのたびにガザ地区ではイスラエル軍の空爆が行われてきた。

 

パレスチナ側のデモに加わった、ニューヨーク在住の女性、クラウディア・デ・ラ・クルス氏(42)は英メディアの取材に対し、次のように主張した。

 

「私たちは、パレスチナ人が70年以上にわたって、イスラエルの植民地国家による虐待の犠牲になってきたことを理解し、パレスチナ人と連帯するためにここにいます。パレスチナ人の土地は占領され、人々は避難を余儀なくされ、ガザ地区では何度も爆撃が行われました。植民地支配下にあり、抑圧されて生きているすべての人が、自衛の権利を持っていることを私たちは知っています」

 

ハマスの殺害を「自衛」と考えるか?との質問に対し、デ・ラ・クルス氏は「(私たちは)どんな形であれ自衛を支持する」と答えたという。

 

「ハマスはテロ組織だ」

 

一方、イスラエルとアメリカの二重国籍者を持つ、デイヴィッド・ニードルさん(23)は、イスラエルでの攻撃に巻き込まれた家族や友人がいるとし、次のように英メディアに語った。

 

「これはショッキングだが、新しいものではない。ハマスはテロ組織だ。どうして、これが正当防衛なのか?老女を拉致したり、兵士でもない他の人々を拉致したりすることが、どうして自衛に役立つんだ?自衛なんてしていないし、全く役に立ってない。なぜ民間人を殺すことが自由を増やすことになるのか」

 

ニューヨークはユダヤ人の人口を抱える世界最大の都市であり、アメリカは中東戦争でもイスラエルを支援し続け、パレスチナへの入植政策も黙認してきた。(了)

 

出典元:MailOnline:Fury as Palestinian protester waves a SWASTIKA at anti-Israel rally in New York City’s Times Square as thousands of demonstrators take to the streets across the US – while rockets and gunfire flies in the Middle East(10/8)

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