X_TIMES OF GAZA

現在、ガザ地区の北部に住む住民が、南部へと避難しているが、その車列が攻撃され、多くの死傷者が出ている。

子供を含む70人が死亡

その攻撃が行われたのは10月13日、場所はガザ市内にあるSalah-al-Din道路とされている。当時、イスラエル軍が地上侵攻の構えを見せているため、ガザ地区の北部に住む住民が、南部へ避難していたという。

しかしその車列が空爆され、パレスチナ保健省は、子供を含む70人が死亡したと発表した。「ハマス」はこの攻撃が、イスラエル軍によって行われたと非難している。

ロンドンを拠点とする調査機関「Forensic Architecture」とパレスチナの人権団体「al-Haq」のパートナーである調査チームは、航空写真とソーシャルメディアへの投稿を使い、空爆現場の位置を特定。BBCの検証班も、そこで空爆が行われたとの結論に達した。

太陽と影の位置から、民間人の車列への攻撃は午後5時30分頃に起きたと考えられている。しかもその道路は、イスラエル側が「安全なルート」に指定していたという。

lsraeli airforce targets Palestinians’ vehicles on Salah Addin Street, Gaza. pic.twitter.com/Ws3nueztFz

— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) October 13, 2023

Number of Palestinians arrive into hospitals with severe injuries after a new laraeli massacre in Gaza. pic.twitter.com/lm4A4xgtUl

— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) October 13, 2023

下の動画は、場所などは確認されていない。

Video captured yesterday shows the moment when lsrael targets Palestinian civilians after it tricked them to evacuate. pic.twitter.com/CoAtKH4B4q

— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) October 14, 2023

レバノンやシリアにもロケット攻撃

イスラエルの北に位置するレバノンでは、10月13日にイスラエル軍のロケット弾攻撃が行われ、ジャーナリスが死傷したと報じられている。

レバノン軍は14日、「イスラエルがロケット弾を発射し、メディアチームの民間人の車に命中、ロイターのジャーナリストであるイッサム・アブダラ氏が死亡した」と明らかにした。

またこの攻撃により、フランス通信、ロイター通信、アルジャジーラのジャーナリスト6人も負傷したと発表した。

一方シリア国防省は、イスラエル軍が10月14日の夜に、地中海方向からアレッポ国際空港を標的に空爆を行ったと明らかにしたという。

イスラエル軍も14日、シリア方向からイスラエルの領土に向けて2発のロケット弾が発射

されたため、シリアへ反撃を行ったと認めている。

イランは、イスラエルの「戦争犯罪と大量虐殺」を直ちに止めなければ、「甚大な影響」をもたらすと警告。イランの国連常設代表部は10月14日、次のようにツイートした。

「イスラエルのアパルトヘイト（人種隔離政策）による戦争犯罪と大量虐殺を直ちに止めなければ、事態は制御不能に陥り、甚大な結果を招くことになる」（了）

出典元：The Guardian：Israel-Hamas war live: Syria says Aleppo airport hit as Israel prepares ground invasion of Gaza(10/14)