ミステリアスな青いボール、英の海岸に1000個以上も打ち上がる
イギリスの海岸に、謎の青いボールが数多く打ち上げられているのが、発見された。
4日間で、1000個以上も発見
その青いボールが見つかったのは、イングランド北東部にある町、Tees Valleyの海岸とされている。
この小さな青いボールはゴム製とされ、過去4日間で、1000個以上もビーチで発見されたという。
その後、野生生物保護団体「ティーズ・バレー・ワイルドライフ・トラスト」の専門家により、このボールが「タプロッジ ボール」と呼ばれるものであることが判明した。
冷却システムのパイプを清掃
「タプロッジ ボール」は、天然ゴムでできており、近くにあるハートルプール原子力発電所の冷却システムのパイプを清掃するために使用されるという。
この冷却システムでは海水を使用しているため、パイプを擦って、海洋生物を除去する必要があるそうだ。
通常、冷却システムのパイプは密閉されているため、このボールが外へ出ることはない。しかし、圧力がかかりすぎると、ボールを外へ出し、川や海へ流れることもあるとか。
ただ発電所側は、最近ボールの放出はないと主張しているため、強風と海流が原因で、海底に溜まっていたボールが海岸に打ち上げられた可能性があるという。
ボールは生分解性だが、完全に分解されるまでには2年かかるため、地元の野生動物にも影響を与える可能性があるそうだ。(了)
出典元:METRO:Thousands of blue balls are being washed up on UK beaches(11/19)