トルコでサッカーの試合後、チームの会長が主審の顔を殴りつける
トルコのサッカーの試合で、サッカークラブの会長が、審判の顔を殴りつける出来事が起きた。
左目の下が腫れ上がる
その試合は12月11日、トルコの最上位リーグ「スュペル・リグ」のクラブ、「アンカラギュジュ」と「リゼスポル」との間で行われたという。
試合は「1:1」の引き分けに終わったのだが、その直後「アンカラギュジュ」の会長であるFaruk Koca氏がピッチに乱入。主審であるHalil Umut Meler氏の顔を、殴りつけたそうだ。
Meler氏はその場で倒れ、やがて多くの選手やコーチングスタッフ、警備員らが現れ、更なる攻撃を阻止したが、立ち上がったMeler氏の左目の下は、腫れ上がっていた。
MKE Ankaragücü Kulübü Başkanı Faruk Koca, Çaykur Rizespor maçından sonra hakem Halil Umut Meler’e sahanın içinde yumruk attı.
Hakem Umut Meler yere düştüğünde Koca’nın yanındaki kişiler bu sefer tekme ile vurmaya devam ettiler.
Halil Umut Meler’e yapılan saldırı kabul… pic.twitter.com/Xg72LoAKwt
— Murat AĞIREL (@muratagirel) December 11, 2023
🚨‼️ After a Turkish Süper Lig match between Ankaragücü-Rizespor, referee Halil Umut Meler was punched in the face after the game.
He was also repeatedly kicked whilst on the floor and sustained heavy injuries to his eye. pic.twitter.com/F29vKGO5tY
— EuroFoot (@eurofootcom) December 11, 2023
司法捜査が開始される
この試合は生中継で放送されており、試合後の混乱を多くの視聴者も目にしたと言われている。
トルコのユルマズ・トゥンク法務大臣によると、今回の暴行の「責任者に対する」司法捜査が開始されたという。
またKoca氏は現在、治安部隊の監督下に置かれ、病院で治療を受けており、今後拘留手続きが進められるそうだ。
Koca氏が主審を殴った理由は明らかになっていないが、トルコのエルドアン大統領も「スポーツは暴力と相容れません。私たちはトルコのスポーツ界で暴力が起こることを、決して許しません」とし、「主審の早期の回復を望む」と述べた。(了)