2つの火の玉が電線に沿って移動、住民が奇妙な光景を目撃【動画】
アメリカで、火の玉が電線に沿って移動していく様子が撮影された。
強風で電柱が倒れた時に発生
その様子が目撃されたのは12月17日、場所はフロリダ州の町、セント・ピーターズバーグとされている。
撮影したのは、その町に住む女性のカルメン・エスコバールさんだ。彼女によればその日、町は洪水に見舞われ、強風で電柱が倒れたという。
その時、送電線に沿って2つの火の玉が移動していったそうだ。その様子がこちら。
So, this happened on Chancellor Street in Shore Acres today! 😱
The fireball is actually a plasma arc, or an arc flash. It’s likely formed by a fault current in the line which can be caused by strong winds, or a tree branch hitting lines and making them come together. Once a… pic.twitter.com/bLCQT7Amxx
— Paul Dellegatto⚡️FOX (@PaulFox13) December 17, 2023
「プラズマ・アーク」「アーク・フラッシュ」
エスコバールさんが見た火の玉は、「プラズマ・アーク」または「アーク・フラッシュ」として知られているものだという。
「アーク」とは、2つの電極間で放電させること(アーク放電)によって形成されたプラズマの一種のこと。
例えば、電車のパンタグラフ、電気コードをショートした時に発光するものも「アーク」とされている。
地元の気象学者であるポール・デレガット氏によれば、今回の現象は、強風や木の枝などが倒れ、送電線がお互いに接触し、電流の故障によって引き起こされた可能性が高いという。(了)
出典元:Yahoo News:Florida Locals Stunned to See Fireballs Streaking Across Power Lines During Stormy Weather(12/19)