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ナイジェリアで武装勢力が村などを次々と襲撃、約160名が死亡

ナイジェリアで武装勢力が村などを次々と襲撃、約160名が死亡
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ナイジェリア中部で、武装した集団が各地で村を襲い、数多くの死者が出ている。

 

113人が死亡、300人以上が負傷

 

プラトー州の町、ボッコスの自治体の首長であるカッサ氏は12月25日、AFPに対し、「土曜(23日)の戦闘は月曜(25日)未明まで続き、113人もの死亡が確認された」と述べた。

 

カッサ氏によれば、「盗賊」と呼ばれる武装集団が連携して、20以上の異なるコミュニティに攻撃を仕掛け、家々に放火したという。

 

この攻撃により、300人以上の負傷者が発見され、ボッコスや隣接する町、ジョスやバーキン・ラディにある病院に搬送されたそうだ。

 

地元の赤十字も、暫定死者数として、ボッコス地域の18の村で104人の死亡者を報告している。

 

隣接する町でも30人から50人死亡

 

またプラトー州議会議員のディクソン・チョロム氏によると、バーキン・ラディ地域のいくつかの村でも、少なくとも50人が死亡したと報告されているという。

 

この一連の攻撃はボッコス地域で始まり、隣接する町、バーキン・ラディにも波及し、そこで30人が死亡しているのが発見されたそうだ。

 

襲撃があった地域は、ナイジェリアのイスラム教徒が多い北部と、キリスト教徒が多い南部の境界線上にあり、数年にわたり宗教的、民族的緊張に悩まされてきたと言われている。

 

そして武装集団は、森の奥深くにある基地から移動し、村を襲撃して略奪や住民を誘拐し、身代金を要求するなど、人々を恐怖に陥れてきたという。

 

アムネスティ・インターナショナルは攻撃後、SNSの「X」への投稿で「ナイジェリア当局は、プラトー州の農村地域に対する、頻繁な攻撃を止めることに失敗している」と政府を批判した。(了)

 

出典元:The Guardian:At least 160 dead and 300 wounded after attacks by armed gangs in Nigeria(12/25)

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