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オーストラリアのビーチに、世界で最も恐ろしいと言われている、大きな鳥が姿を現した。

人間の背丈ほどまで成長

その鳥とは、「ヒクイドリ（cassowary）」と呼ばれ、見た目はダチョウやエミューに似ており、人間の背丈ほどまで成長することもあるという。

またこの鳥は飛べないのだが、泳ぎが得意で、陸上では最高時速50キロの速度で走ることが確認されている。

さらに時に攻撃的になることもあり、一部の人からは世界で最も恐ろしい鳥だと呼ばれているそうだ。

その「ヒクイドリ」が10月31日、オーストラリア北東部のビンギル湾の海岸に現れ、訪れていた人々を驚かせたという。

We aren’t the only ones planning a beach day this Summer! 🏊‍♀️

Campground guests at Bingil Bay were treated to an unusual sight last month, after a sub-adult cassowary was captured swimming off the Queensland coast.#9News pic.twitter.com/qRfH88xUGu

— 9News Queensland (@9NewsQueensland) November 13, 2023

オーストラリアで最も体重の重い鳥

世界には3種の「ヒクイドリ」がいるが、オーストラリアに生息しているのは「ミナミヒクイドリ」のみとされている。

この鳥の生息地は、クイーンズランド州北東部の熱帯雨林や、パプアニューギニア、および周囲のいくつかの島々も含まれるそうだ。

「ミナミヒクイドリ」は、オーストラリアで最も体重の重い鳥とされ、メスは最大で約165ポンド（約75kg）、オスの体重は約120ポンド（約54kg）になると言われている。

攻撃されることは稀だが…

アメリカ議会図書館の説明によると、「ヒクイドリ」は恥ずかしがり屋で、通常見つけるのが難しく、強力ではあるが過度に攻撃的ではなく、人が攻撃されることは稀だという。

ただし「ヒクイドリ」は刺激されると、人に大けがを負わせる可能性があり、過去にも致命的な事件があったそうだ。

実際2019年には、フロリダ州ゲインズビル付近の農場で、飼い主の男性が「ヒクイドリ」に殺されたとみられる事件も発生したという。（了）

出典元：CBS：Video shows “world’s most dangerous bird” emerging from ocean, stunning onlookers(11/15)