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黒澤映画『天国と地獄』のリメイクで、スパイク・リーとD・ワシントンがタッグ

黒澤映画『天国と地獄』のリメイクで、スパイク・リーとD・ワシントンがタッグ
X_@Everytrendsplug

黒澤明監督の映画『天国と地獄』が、アメリカでリメイクされることになり、スパイク・リー監督と俳優のデンゼル・ワシントン氏が再び、タッグを組むことになった。

 

1963年に公開された『天国と地獄』

 

リー監督と俳優のワシントン氏は、これまでに『マルコムX』や『He Got Game(邦題:ラスト・ゲーム)』などでもタッグを組んでおり、今回5度目になるという。

 

そして1963年(昭和38年)に公開された映画『天国と地獄』のリメイク版は、さっそく3月にも撮影が開始されるそうだ。

 

『天国と地獄』は、エド・マクベインの小説『キングの身代金』を基にした映画で、企業内の権力争いと、誘拐された運転手の子供を巡り、主人公が究極の選択を迫られるという内容。主人公の権藤金吾を演じたのは、三船敏郎さんだ。

 

何度もリメイクされた黒澤作品

 

黒澤監督の作品はこれまでに何度もリメイクされており、最近では映画『生きる』を新たな視点から描いた『生きるLiving(2022年公開)』が、オスカーにノミネートされたという。

 

また2008年にも、映画監督のマーティン・スコセッシ氏が、黒澤作品のリメイク版を手掛ける計画をしていたが、実現には至らなかったそうだ。

 

リー監督は以前、黒澤監督について語り、1986年のコメディ『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』は『羅生門』の影響を受けたと答えている。

 

また昨年、キャリアについて尋ねられた時、リー監督は「黒澤は86歳でしたね(まで仕事をしていましたね)。少なくとも黒澤のところまで行かないと」と述べていたという。

 

俳優のワシントン氏は最近、映画『イコライザー3』にも出演し、今年はリドリー・スコット監督の『グラディエーター2』でポール・メスカル氏と共演する予定とされている。(了)

 

出典元:The Guardian:Spike Lee and Denzel Washington reuniting for Akira Kurosawa remake(2/8)

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