映画『ハリー・ポッター』に登場する剣のレプリカ、日本の銃刀法に違反
映画『ハリー・ポッター』のキャラクターが使う剣のレプリカが、日本の銃刀法に違反するとして、回収作業が進められている。
「ゴドリック・グリフィンドールの剣」
回収されているのは、「ゴドリック・グリフィンドールの剣」の実物大のレプリカだ。これは長さが86cmあり、木製のプレートに固定されている。
この剣は2023年5月から今年4月下旬まで、ワーナー・ブラザース・スタジオ・ジャパンによって販売されていたという。
しかし今年の11月、規制当局から、本物の剣として分類できるほど鋭利であるとし、銃刀法違反にあたると指摘されたそうだ。
現在、ワーナー・ブラザース・スタジオ・ジャパンは、販売された剣の自主回収を行っている。
スタジオツアー内で販売
「ゴドリック・グリフィンドールの剣」のレプリカは、2023年に東京でオープンした「ワーナー・ブラザース・スタジオツアー東京:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で販売されたという。
これはアジア初のスタジオツアーであり、世界最大の屋内ハリー・ポッターアトラクションと言われている。
このレプリカの値段は1本3万円とされ、すでに350本以上が販売されたそうだ。
ワーナー・ブラザース・スタジオ・ジャパンは、自社のウェブサイトでこの剣の回収通知を掲載。購入した人に対し協力を求め、「回収や返金対応について詳細を直接をお伝えする」と述べている。
日本の銃刀法では、長さが6cmを超える刃物の所持は禁止されており、違反者は最長2年の懲役刑に処せられるという。(了)
出典元:BBC:Replica Harry Potter swords broke Japan weapons law(12/3)