「ハマス」が8人の人質を解放、イスラエルも110人のパレスチナ人を釈放
ガザ地区では1月30日、「ハマス」に捕らえられていた8人の人質が解放された。
男性1人、女性2人、タイ国籍の5人を解放
ガザ地区では「ハマス」に捕らえられていた、イスラエル人3人、タイ国籍の5人が解放されたという。
イスラエル人の男性、Gadi(Moshe)Mozesさんと女性のArbel Yehudさんは、ガザ地区南部の町、ハンユニスで赤十字の職員に引き渡され、その後イスラエル領内に車で運ばれた。
またイスラエル人の女性、Agam Bergerさんはガザ地区北部の町、ジャバリアで解放され、その後イスラエル国内に運ばれて、家族と再会を果たしたという。
タイ国籍の5人もガザ地区南部のハンユニスで解放され、タイの外務省は彼らが10日以内に帰国すると発表した。
مباشرة لحظة تسليم المحتجزة الإسرائيلية أربيل يهودا إلى الصليب الأحمر في #خانيونس pic.twitter.com/3Wpc4c5j36
— #القدس_ينتفض 🇵🇸 (@MyPalestine0) January 30, 2025
Chaotic scenes marked the third prisoner-captive swap between Israel and Hamas, as israeli forces violently clamped down on celebrations across the occupied West Bank and Gaza. pic.twitter.com/HcE1ugSX5c
— Al Jazeera English (@AJEnglish) January 30, 2025
子供と女性を含む110人を釈放
ハンユニスで人質が解放される時、多くの人々が集まり、戦闘員らが道を開けるのに苦労したため、イスラエルのネタニヤフ首相は、この混乱を非難。
これにより一時、ヨルダン川西岸地区の刑務所に収監されているパレスチナ人の釈放を延期するとも伝えられたが、その後遅れながらも、110人のパレスチナ人が釈放された。
釈放されたパレスチナ人のうち32人が終身刑を宣告されており、48人がさまざまな期間の刑期を言い渡されていたという。また30人の子供と女性も釈放されたそうだ。
釈放されたパレスチナ人のうち20人がガザ地区南部のハンユニスに運ばれ、その中には30年以上、刑務所に収監されていた男性もいたという。
ヨルダン川西岸地区やガザ地区では、パレスチナ人が釈放されたことを多くの人々が祝ったが、イスラエル側はその様子を見たくはないらしく、ガザ地区上空にドローンを飛ばし、人々に旗や横断幕を掲げたり、祝賀活動に参加したりしないように警告するビラを投下した。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Palestinian prisoners released by Israel, Hamas confirms Deif’s death(1/30)