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ペルー沖で95日間も漂流した漁師、無事に救助され、家族と再会

ペルー沖で95日間も漂流した漁師、無事に救助され、家族と再会
X_@PeriodicoZocalo

南米のペルーで、長い間漂流を続けていた漁師が発見され、無事に救助された。

 

昨年12月に港を出航

 

その漁師とは、マキシモ・ナパ・カストロさん(61歳)だ。

 

彼は昨年の12月7日、ペルー南部の海岸沿いの町、マルコナの港から出航し、2週間の漁をする予定だったという。

 

しかし出発から10日目、嵐で船が進路を外れ、食料も残り少なくなり、漂流することになったそうだ。

 

その後、家族も捜索に乗り出したが、結局ペルーの海上パトロールも、カストロさんを見つけることができなかった。

 

エクアドルの巡視船が発見

 

ところが3月12日、エクアドルの巡視船「Don F」が、海岸から1094km離れた場所で、カストロさんの船を発見。彼は当時、脱水症状を起こして危険な状態にあったという。

 

救出されたカストロさんは、医療評価のためエクアドル国境近くの町、パイタに運ばれ、その後ペルーの首都リマに飛行機で運ばれた。

 

3月14日、パイタでカストロさんは兄弟と再会。またリマにあるホルヘ・チャベス国際空港に到着した際には、娘さんとも再会し、自宅に戻ることができたそうだ。

 

 

ただ漂流中の生活は過酷だったらしく、船で雨水をため、ゴキブリや鳥、ウミガメも食べて、飢えをしのいでいたという。しかし最後の15日間は、何も食べずに過ごし、生後2か月の孫娘を含む家族のことを考えることで、耐え抜いてきたそうだ。

 

カストロさんは救出後、「毎日母のことを考えていました。二度目のチャンスを与えてくれた神に感謝しています」と語っていた。(了)

 

出典元:BBC:Fisherman rescued after 95 days adrift eating turtles(3/16)

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