「ヌードは禁止!」カンヌ映画祭が新たな服装規定を発表

フランスで行われているカンヌ映画祭では、新たな服装規定が導入され、注目を集めている。
「シースルードレス」や「ヌードドレス」が流行
第78回カンヌ映画祭が5月13日、フランス南部のコートダジュールで開催されたが、それに先立ち、5月12日には新たな服装規定が発表された。それは「ヌードの禁止」というものだ。
この服装規定は、女優や俳優らが歩くレッドカーペットだけではなく、映画祭の他のエリアでも適用されるという。
実は、近年は「シースルードレス」や「ヌードドレス」が流行していることから、服装規定の改訂が行われたと考えられている。
ボリュームのある衣装も好ましくない
この規定について説明を求められたカンヌ映画祭の広報担当者は、次のように述べた。
「目的は服装そのものを規制することではなく、イベントの制度的枠組みとフランスの法律に従い、レッドカーペット上での全裸(full nudity)を禁止することです」
また広報担当者は「特に裾の長い、ボリュームのある衣装は、ゲストの動線を妨げ、劇場の座席配置を複雑にする可能性があります」とも述べた。
無論、カンヌ映画祭では長年にわたり、特定のルールが明記されており、これまでもヌードが認められたことは一度もない。
しかしベラ・ハディッド、ナオミ・キャンベル、ケンダル・ジェンナーといったセレブが肌を露出することがしばしばあり、長年にわたり服装規定は無視されてきたという。
もっとも夜間プレミア上映では、出席者にはブラックタイとイブニングウェアの着用が義務付けられている。ただ過去には、ヒールを履いていないという理由で女性が、警備員によって入場を阻止されることもあったそうだ。
またカンヌ映画祭は2018年にセルフィー(自撮り)も禁止にしたが、一流スターたちはメイン会場で素早く写真を撮ることもあるという。(了)
出典元:ABC News:Cannes makes it official: No nudity on the red carpet(5/13)