中国にある築650年の建物、観光客がいる中で屋根が突然崩落【動画】

中国東部にある建物の屋根が突然、崩落し、危うく観光客が巻き込まれそうになった。
屋根瓦が崩落し、観光客が逃げる
この事故が起きたのは5月19日、場所は中国東部安徽省にある鳳陽鼓楼(Fengyang Drum Tower)とされている。
この日の午後6時30分(現地時間)、鼓楼東側の屋根が突然崩落。数秒のうちに無数の瓦が滑り落ち、大きな土煙が舞い上がったという。
しかも当時はまだ観光客もおり、撮影された動画にも、人々が逃げ惑う様子が映っていた。その瞬間がこちら。
Scary moment as tiles fall off the famous Fenyang Drum Tower in China. pic.twitter.com/5YNhD5AWlS
— Daily Mail (@DailyMail) May 20, 2025
2024年3月に修復工事を完了
文化観光局が5月20日に発表した声明によれば、幸いにもこの事故で観光客にケガ人は出なかったという。
また事故後、直ちに緊急対応措置が発動され、現場を封鎖し、調査チームも結成されたそうだ。
鼓楼とは太鼓などを設置する建物とされ、時刻や緊急事態の発生などを人々に知らせる役目を果たしていたという。
今回事故が起きた鳳陽鼓楼は、明朝時代の1375年に建設されたが、清朝時代の1853年に元の建物の一部が破壊され、1995年に再建されたそうだ。
そして2017年以降、建物の屋根瓦や軒に損傷が発生したため、2023年2月に修復プロジェクトを開始。2023年9月から2024年3月にかけて建設が行われたという。
中国のネットユーザーたちは、SNS上で瓦が崩落した様子を見て、衝撃を受けているそうだ。(了)
出典元:STRAITS TIMES:Plunging roof tiles at 650-year-old tourist attraction in China spark investigation(5/20)