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先日、イギリスの首相の私邸や車などが放火される事件が起きたが、現在保安当局がロシアとの関連を捜査をしているという。

放火事件で3人の男を逮捕

この放火事件は3件起きており、最初は5月8日、ロンドン北部の町、Kentish Townの通りで、スターマー首相の愛車「トヨタRAV4」が放火された。

また5月11日には、Islingtonの町にある改築されたアパートの玄関が放火され、12日にはスターマー氏が首相官邸に引っ越す前に住んでいた、私邸が放火されたという。

この事件でロンドン警視庁は、ウクライナ国籍の男、モデル志望のロマン・ラヴリノヴィチ容疑者（21歳）と、ペトロ・ポチノク容疑者（34歳）、ロシア語を話すルーマニア人のスタニスラフ・カルピウク容疑者（26歳）の3人を逮捕した。

しかし現在、イギリスのMI5（保安局）が、放火事件にロシアが関与している可能性を調査していると報じられている。

ロシア政府が雇った可能性

この情報に関しては、「フィナンシャル・タイムズ」紙が最初に報じているが、まだイギリス政府やロンドン警視庁などは、正式なコメントをしていない。

ただイギリス政府の高官らは、ロシア政府の関係者が逮捕された男3人を雇った可能性について、突き止めようとしているという。

テロ捜査を担当する捜査官らは以前、スターマー首相を標的にした3人組が、より広範な陰謀の一部である可能性を疑っていると述べていた。

ただ同時に、疑われているロシアとの関連は、まだ多くの捜査対象の1つであり、より広い視野で捜査を進めているとも述べたという。（了）

出典元：Standard：Officials probe possible Russian link to Starmer arson attacks in north London(5/24)

出典元：MailOnline：EXCLUSIVEMI5 probes Putin link to Starmer arson blitz: Spy chiefs investigate claim that Kremlin ordered attacks over UK support for Ukraine(5/25)