ヨーロッパに熱波が到来、スペインでは気温が46℃に達し、記録更新

日本でも暑さが続いているが、ヨーロッパの大部分にも熱波が押し寄せ、気温の高い日々が続いている。
6月としては史上最高の気温
スペイン国立気象局によると、6月28日に南部アンダルシア州の町、El Granadoでは、6月としては史上最高の気温となる46℃を記録したという。
また今月は、記録上最も暑い6月になると予想されているそうだ。
ポルトガルやイタリア、クロアチアの一部地域では高温注意報(赤色)が発令されており、スペイン、フランス、オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ハンガリー、セルビア、スロベニア、スイスでは黄色警報が発令されている。
🔴 A deadly “heat dome” has descended on Europe, with one tourist dead, wildfires melting roads in Italy, and temperatures in Spain expected to hit 47C this weekendhttps://t.co/k0NfdHZlpk pic.twitter.com/u8xL0Elqtv
— The Telegraph (@Telegraph) June 27, 2025
ヨーロッパ各地で猛暑
スペインのバルセロナでは28日の気温が高かったためか、道路清掃員のシフトを終えた女性が死亡した。ただし正確な死因はまだ調査中で、明らかになっていない。
イタリアでは、全国の救急外来で熱中症の症例が増加していると報告されており、主に高齢者や癌患者、ホームレスが影響を受けているという。
この暑さは、西バルカン諸国にも影響を及ぼし、気温は40℃を超えているそうだ。
実際にセルビアでは、19世紀の記録開始以来、最高気温を記録。スロベニアでも28日には、6月として史上最高気温を記録し、北マケドニアも6月27日に42℃に達するなど、猛暑が続いている。
フランスやドイツ、イタリア、イギリスでは、今後数日間、気温が上昇し、ロンドンでは6月30日に気温が35℃に達する可能性があるという。(了)
出典元:BBC:Spain records temperature of 46C as Europe heatwave continues(6/29)