フィリピンのタール火山で噴火、噴煙が2100m上空まで上昇

YouTube/INQUIRER.net
10月26日、フィリピンの火山で噴火が起き、その凄まじい様子が撮影された。
3回の小規模な噴火
その火山とは、フィリピンの首都、マニラ市南部のバタンガス州にあるタール火山だ。
この火山はフィリピンでも噴火活動か活発とされ、26日の朝には3回の小規模な噴火が発生したという。
午前2時55分に小規模な水蒸気噴火が発生し、1分間続いた後、午前8時13分から午前8時15分にかけても小規模なマグマ水蒸気噴火が発生した。
またその直後、午前8時20分から午前8時24分にかけて、別の小規模なマグマ水蒸気噴火が発生し、噴煙は火口から2100メートル上空まで達したそうだ。小規模な噴火とはいえ、撮影された動画には凄まじい様子が映っていた。
頻繁に噴火、地震活動も記録
マグマ水蒸気噴火とは、マグマが水と反応して爆発的な噴火を引き起こし、蒸気や灰、破片化した火山物質が噴出するという。
また水蒸気噴火は、「地下または地表の水がマグマ、溶岩、高温の岩石、または新しい火山堆積物によって加熱された」時に発生するそうだ。
そしてタール火山では、10月25日(土)や10月20日も、マグマ水蒸気噴火が記録されていたという。
しかも今月、この火山ではほぼ毎日地震が発生し、10月1日から26日までの間に、合計229回の火山性地震と13回の微動が記録されていた。(了)
出典元:Inquirer:Taal Volcano logs 3 minor eruptions on Sunday morning — Phivolcs(10/26)


























