ロシアのナワリヌイ氏がヤドクガエルの毒で死亡、欧州の情報機関が調査

ロシアの野党指導者であるアレクセイ・ナワリヌイ氏が刑務所で死亡した事件で、新たな情報が発表された。
欧州5カ国が共同声明を発表
ナワリヌイ氏は2年前、シベリアの辺境にある流刑地で死亡し、遺体からは埋葬前に検体が採取され、2カ国の研究所に送られたという。
そして2月14日、イギリスやフランス、ドイツ、スウェーデン、オランダの5カ国は、ミュンヘン安全保障会議の場で共同声明を発表。ロシア政府が投与したヤドクガエルの毒によって、ナワリヌイ氏が殺害されたとし、次のように述べた。
「シベリアの流刑地に投獄されていたナワリヌイ氏を標的として、この致死性の毒素を使用する手段、動機、そして機会を有していたのはロシア政府だけであり、我々はロシア政府に彼の死の責任があると考えている」
ヨーロッパの情報機関が調査
この毒については、ヨーロッパの複数の情報機関による調査で明らかになり、情報機関は研究所の検査で、エクアドル産ヤドクガエルの皮膚に含まれる猛毒(エピバチジン)が、ナワリヌイ氏の検体から検出され、これが死因になった可能性が高いと主張した。
そもそもエピバチジンは、南米の野生のヤドクガエルの中に存在する。しかし飼育下のヤドクガエルはこの毒素を生成できず、ロシア国内でも自然界には存在しない。
妻のユリア・ナワリヌイ氏も昨年、検死の際に夫の体内に毒物の痕跡があったと投稿し、次のように述べていた。
「特定された毒物は、麻痺、呼吸停止、そして苦痛を伴う死をもたらします。私は初日から夫が毒殺されたと確信していましたが、今や証拠があります。プーチン大統領は、アレクセイを化学兵器で殺害しました。2年間にわたる綿密な調査と真実の解明に尽力してくれた、欧州諸国に感謝します。ウラジーミル・プーチンは殺人者です。彼はすべての罪の責任を負わなければなりません」
イギリス政府は、この毒殺を野蛮な行為と非難し、ロシアによる化学兵器禁止条約(CWC)の重大な違反だとして、化学兵器禁止機関にロシアを通報すると発表した。(了)
出典元:The Guardiian:Russia killed Alexei Navalny with frog toxin, UK and four European allies say(2/14)

























