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京都大学の研究チーム、オオサンショウウオの化石を新種と特定

京都大学の研究チーム、オオサンショウウオの化石を新種と特定
Facebook_京都大学_Kanon Tanaka

京都大学の研究チームは、大分県で発見されていたオオサンショウウオの化石を分析し、新属新種であることが判明した。

 

1990年代、大分県で発見された化石

 

この研究を行ったのは、京都大学総合博物館の研究員である野田昌裕氏、京都大学人間・環境学研究科の松井正文名誉教授、京都大学地球環境学堂の西川完途教授の研究グループだ。

 

彼らは1990年代の後半、大分県宇佐市安心院(あじむ)にある鮮新世(約350万年前)の地層から発見された、オオサンショウウオ科の化石を詳細に分析したという。

 

その結果、新属新種であることが判明し、「リムノスポンディルス・アジムエンシス(和名:アジムオオサンショウウオ)」と命名した。

 

全長が約1.1mに達していた可能性

 

「アジムオオサンショウウオ」は、淡水の湖沼に生息し、18歳前後で全長は約1.1mに達していた可能性があるという。

 

その化石は3つの椎骨とされ、1995年から1997年にかけて、北林栄一氏によって発見されたそうだ。

 

その後、この化石がオオサンショウウオ属のものと報告されたが、当時は現生種や化石種を含めて、比較標本や骨学的研究が乏しく、正確な部位の特定や分類学的な決定には至らなかったという。

 

しかし今回、この化石と現生種のオオサンショウウオ科の全身骨格を比較した結果、3つの椎骨の化石が、前方胴椎、中部胴椎、尾仙椎であることが判明。

 

次に、化石種と現生種との比較を行ったところ、中部胴椎が、他のオオサンショウウオ科には見られない独自の形態的特徴の組み合わせを有していたことから、新属新種であることが明らかになった。

 

オオサンショウウオ科は、化石種と現生種を含めても、これまでに5種しか知られておらず、今回の新属の発見は、その多様性を示す重要な成果になったという。(了)

 

さらに詳しくは京都大学のページ(PDF)をご覧いただきたい。

 

出典元:京都大学:日本産オオサンショウウオ化石を新属新種として報告―アジアにおける本グループの多様性の高さを証明―(6/4)

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