絶妙な気温が生み出した不思議な現象“ゴースト・アップル”が美しい
2月6日、米ミシガン州ケント郡で自然が作り出した、とっても不思議な“リンゴ”が撮影された。
それがこちらだ。
リンゴの樹からぶらさがっている、リンゴの形をした氷。まさしく“ゴースト・アップル”という表現がぴったりの、不思議なリンゴだ。
ゴースト・アップルの正体
この写真を投稿したのは、ミシガン州在住のAndrew Sietsemaさん。2月6日に発見したこの現象は、Sietsemaさんによると冷たい雨が降り、リンゴが氷でコーティングされてできたものだという。
彼が作業中に木をゆらしたため、氷で覆われたリンゴの多くは凍ったまま地面に落ちたそうだ。しかし、氷に覆われたままドロドロになったリンゴは、氷の底から中身だけが落下し、枝には氷だけが残って、写真のような“ゴースト・アップル”が出来上がったという。
氷ができるほど寒いけれど、ドロドロになったリンゴが凍らない程度には暖かくないとこの現象は起こらないとのこと。
CNNによるとこの地域ではリンゴ栽培が盛んなため、他にも“ゴースト・アップル”ができている可能性があるという。
このリンゴの種類はジョナゴールドであることから、Sietsemaさんはこのゴースト・アップルを“ジョナゴースト”と呼んでいるそうだ。
3日間で1万2000件以上シェアされる
この写真は2月6日にSietsemaさんのFacebook上で公開されると、3日間ほどで1万2000件以上のシェアを受けている。
コメントには「どうなっているんだ?」という驚きの声が多く投稿されている。ほかにも、「天候には振り回されているけれど、同時に美しくもある」「すばらしいね」「うちのリンゴを見てみよう」「ゼロカロリーのリンゴだね」などの声が投稿されている。(了)
出典元:CNN「Another byproduct of this extreme cold: ghost apples」(2/8)
出典元:WoodTV「Icy rain creates ‘ghost apples’ in Kent County」(2/7)