英で珍事件、巣箱を倒した泥棒が怒った8万匹のミツバチに襲われた?
イギリスで泥棒がミツバチの巣箱のある敷地に侵入した形跡が見つかり、珍しい事件として報道されている。
巣箱がひっくり返っているのを発見
その出来事が起きたのは2月25日、場所はロンドン南部の街、BermondseyにあるPotters Field Parkだという。
その敷地内の倉庫には、高価なガーデニングの道具が保管されており、泥棒はそれを盗もうとして8フィート(約2.4m)のフェンスをよじ登ったとみられている。
そしてフェンスから下の箱にジャンプして降り立ったが、それは多くのミツバチが入った巣箱だったらしい。
泥棒は日曜日の夜に忍び込んだようだが、翌日の月曜日には巣箱がぶつかって倒され、またはひっくり返っているのが目撃され、養蜂家に伝えられた。
To the feckless marauder who hurdled 8 feet into our @PottersFieldsPa apiary and landed on one of our hives, you’ll be glad to know that the bees have recovered & are fine. They were sad that you left so quickly & empty-handed – & they hope that those swellings will go down soon. pic.twitter.com/AYQYZATZSR
— Dale Gibson (@BermondseyBees) February 27, 2019
無事に逃げることは不可能だった?
1つの巣箱には2万匹のハチがおり、泥棒は4つの巣箱にいた8万匹のミツバチに襲われた可能性があるという。
養蜂家のDale Gibsonさん(61)は、次のように語っている。
「侵入者がこのような状況の中で、無傷のまま逃げることは不可能だったかもしれません。侵入者は何度も何度も刺されたと思います」
「ミツバチは攻撃されていると感じたら、ただ刺します。1つのミツバチの群れは、1つのチームとして活動します。だからそれぞれのハチが、巣のために自身を犠牲にするのでしょう」
Bermondsey Street Bees are out in the early afternoon sunshine, gathering pollen to feed their expanding brood nest, even though 9C is a little on the nippy side for them. pic.twitter.com/m1xYjRidf4
— Dale Gibson (@BermondseyBees) February 11, 2019
もっとも高価な道具も盗まれておらず、ミツバチ自体にも大きな被害はなかったようだ。ただもし雨が降っていたり、この出来事が寒い日に起きていたりしたら、ミツバチは深刻な状況に陥っていた可能性もあるという。
Gibsonさんらは、泥棒が盗みを働くのを試みたことを警察には通報していない。その理由として「自然の裁きが下されたから」と語っている。(了)
出典元:METRO:Burglar covered in stings after landing on hive filled with 80,000 bees(3/7)
出典元:Southwark News:Bungling burglar ‘stages opportunistic heist’ at apiary only to disturb two hives of angry bees(3/6)