ノートルダムへのオマージュ、仏海軍の乗組員が整列し大聖堂を描く
先日、パリのノートルダム大聖堂が激しい火災に見舞われたが、この歴史的建造物へオマージュを捧げるため、フランス海軍の艦船であるパフォーマンスが行われた。
フランス海軍の航空母艦上にて
その艦船とは、フランス海軍の旗艦とされる航空母艦「シャルル・ド・ゴール」だ。
この艦船はインド洋に配置されていたのだが、4月20日に乗組員が飛行甲板に集合。それぞれが整列して、ノートルダム大聖堂へオマージュを捧げるため、建物の形を船の上に描いた。
投稿された写真には「素晴らしい」や「美しい」、または「ありがとう」と感謝するコメントも寄せられている。
[Esprit d’équipage] Alors qu’ils sont déployés en océan Indien dans la cadre de la mission #Clemenceau, les marins du porte-avions Charles de Gaulle témoignent leur solidarité à @Paris, leur ville marraine. #NotreDameDeParis pic.twitter.com/0kggHHb8Pv
— Marine nationale (@MarineNationale) April 20, 2019
Les marins du Charles de Gaulle rendent hommage à Notre-Dame
cc @Defense_gouv @EtatMajorFR @MarineNationale @Paris @PompiersParis @Gouv_mili_Paris @gouvernementFR pic.twitter.com/Ill4FgJRGx— Florence Parly (@florence_parly) April 21, 2019
再建を優先することに異論も
ノートルダム大聖堂の火災は16日(現地時間)には鎮火したが、2つの塔は焼け残ったものの、結局木造の尖塔と屋根は焼け落ちたという。
ただその後、フランス国内では大企業からの寄付が相次いでおり、AFP通信によると総額は8億ユーロ(約1000億円)に上ったそうだ。またマクロン大統領も5年以内の再建を約束している。
その一方で、20日にはマクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」も行われており、大聖堂の再建に多くの寄付が集まっていることに反発する声も上がったという。
実際、デモ参加者の中には「建物の再建よりも大切なのは、人々の暮らしだ」として、国内の貧困に目を向けるよう主張する人もいたそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Our Lady’s in our thoughts: French Marines line up in the shape of Notre Dame cathedral while deployed in the Indian Ocean to pay homage to the fire-ravaged landmark(4/22)
出典元:BBC:大聖堂火災、「最初の30分が被害拡大防いだ」 仏大統領は5年以内の再建約束(4/17)