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新しいノートルダム大聖堂は環境に優しい?提出されたデザイン案が斬新

新しいノートルダム大聖堂は環境に優しい?提出されたデザイン案が斬新
Vincent Callebaut Architectures

4月に火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂。この再建のため、さっそくさまざまな建築デザインが提案されている。

 

ソーラーシステムで環境にやさしい建物

 

その中でも新たなデザインを提案して注目を浴びているのは、多くの受賞歴があり、パリを拠点に活動している建築家のVincent Callebaut氏だ。

 

デザインのタイトルは「Palingenesis」。これはギリシャ語の「再生」を意味する言葉が由来になっているという。Callebaut氏はこれまでとは異なり、自然に優しく、現代的な新しいノートルダム大聖堂のデザインを提案した。

 

そのデザイン案では、尖塔はなだらかなカーブを描き、徐々に垂直に伸びていく構造になっている。また大聖堂の屋根にはソーラーシステムが取り付けられ、さらに毎年21tもの果物や野菜を収穫できるスペースも設置したという。

 

そして消費するよりも、多くのエネルギーを大聖堂自身が生み出し、自ら必要な電力を賄える設計になっているそうだ。

 

Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures

余った電力は他の建物に分配

 

Callebaut氏によれば、尖塔や屋根には特別なクリスタルガラスが取り付けられ、そこを通して太陽光が吸収され、建物の電力として使われる予定だという。

 

また余ったエネルギーは、付近にある建物に無料で再分配される仕組みになっているそうだ。

 

さらに週に1回、農作物の市場を開き、聖堂内で育てられた野菜や果物を販売できるようにしたいと語っている。

 

Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures
Vincent Callebaut Architectures

正式にフランス政府へ提出

 

実はフランス政府は、すでに大聖堂を新しくデザインするため、国際的なコンペティションを行う予定だと発表している。

 

そして今回のCallebaut氏のデザインも、このコンテストのため正式にフランス政府へ提出されたという。彼はデザインを考えるにあたって、次のように述べている。

 

「ノートルダム大聖堂の再建について考え始めた時、私には1つ疑問がありました。それはどうやって私たちの時代の人間の知性を建築的にまとめるか、ということ。またどのようにカトリック主義の展望を表現できるか、ということです」

 

Callebaut氏のデザインでは屋根の上部に、温度緩衝空間を設け、冬の間はそこで暖かい空気を蓄え、また通気口もつけて夏の間は新鮮な風が入るようにする予定だという。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Architect creates stunning solar powered re-design of Notre Dame spire made with crystal glass that has a garden at the top the 850-year-old cathedral(5/8)

出典元:designboom:vincent callebaut proposes to unite notre dame’s nave, roof, and spire with glass canopy(5/7)

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