OKサインはOKじゃない?!白人至上主義者にとって「第2の意味」が隠されていた
指でOKの形にする行為が、実は白人至上主義者たちの間で広まり、しかも第2の意味を持たされていたのをご存知だろうか。
NZの銃乱射事件の犯人も行っていた
このOKサインは現在、極右主義者や白人至上主義者の間でよく使われ、従来とは別の意味で使われているという。
実際先日、フランスの極右政党「国民連合」の党首、マリーヌ・ル・ペン氏はエストニアを訪れ、入閣を果たした極右政党「EKRE」のRuuben Kaalep氏(25)と会見。その際、2人はOKサインをしながら写真を撮影した。
またアメリカでも保守派の人々から極右主義者の間でもよく使われ、さらにはニュージーランドのクライストチャーチで銃乱射事件を起こした犯人も、裁判所へ出廷した際に、このOKサインを行っている。
Terorista Brenton Tarrant se pojavio na sudu: Muškarac ga htio ubiti nožem #BrentonTarrant #Brenton_Tarrant #Brenton #NewZealandTerroristAttack #NewZealandMosqueAttack https://t.co/iVgcTidh12
— Radio Sarajevo (@radiosarajevo) March 16, 2019
Estonian ministers of Finance and Internal Affairs, giving the white power sign at their swearing-in ceremony before Parliament today. pic.twitter.com/VHQAmTW2dv
— toomas hendrik ilves (@IlvesToomas) April 29, 2019
指の形が意味を物語っていた
しかしOKには、どんな第2の意味があるというのか?
実は指でOKの形を作ると、小指と薬指、中指の3本を立てることになり、「W」の形になる。また親指と人差し指で輪を作るが、それを逆さまにすると「P」の形になる。
つまり「W」は「White」、「P」は「Power」を表すと考えられているという。
この意味は2017年に「4chan」というネット上の掲示板でジョークとして広まり、OKに不吉な隠れた意味を持たせ、ニセのシンボルとしてメディアや左派の人々を騙し、嘲る目的で広まっていったそうだ。
しかし2019年に入ってからは皮肉や風刺的な意味合いは消え、白人至上主義者にとっての真面目な表現・シンボルとして使われるようになっているとか。
ちなみに先ほどの、ル・ペン氏はOKサインをしたことで批判を受け、第2の意味は知らなかったと述べているが、果たして本当なのだろうか。(了)
出典元:BBC:When is the ‘OK’ gesture not OK?(5/16)
出典元:The Guardian:Marine Le Pen makes ‘OK’ hand gesture used by white supremacists(5/15)