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正体はいかに?アラスカ版“ネッシー”、DNA検査を用いた最新の探査がスタート

正体はいかに?アラスカ版“ネッシー”、DNA検査を用いた最新の探査がスタート
Pixabay

湖に住む正体不明の怪物といえば、誰もが真っ先に英国スコットランドのネス湖に住むとされる“ネッシー”を思い浮かべるのではないだろうか。

 

しかし湖に住む怪物にまつわる噂は、ネス湖のみならず世界各国に存在する。

 

そんな中の一つである米国アラスカ州のイリアムナ湖において、湖に暮らすとされる怪物の正体を突き止めるべく、最新技術を用いた調査が開始されることがわかった。

 

水中カメラとDNA解析で正体を突き止める

 

イリアムナ湖に暮らすとされる怪物の正体を突き止めるべく調査を行うのは、米国海洋漁業局で海洋生態学者として勤務した経験を持つ、Bruce Wright氏はじめとする調査団。

 

調査団は水中カメラを投入すると共に、湖の水からサンプルを収集。米国地質調査所の科学者らの協力の下、DNA解析を行いどのような生物がいるのか突き止めるとしている。

 

調査は6月から開始される予定とのことだ。

 

イリアムナ湖の怪物とは?

 

イリアムナ湖に正体不明の怪物がいると噂されるようになったのは、1940年代後半のこと。以来湖では怪物の目撃情報が複数報告されてきた。

 

目撃者の証言においては、怪物は暗い色をした4.5メートル以上の大きさの生物で、長い頭部と尾、そして特徴的なヒレを持つとされている。

 

湖周辺に暮らす地元民には、怪物が確かに存在する、と訴える者も多い。

 

そんな一人であるGary Nielsenさんは、怪物の存在は「ここの生活の一部だ」という。

 

Nielsenさんは2年ほど前、他の住民と共に、湖面を泳ぐ謎の生物の一団を目撃。

 

その最大のものは20メートルほどあると思われるほど巨大で、他はそれよりもわずかに小さな大きさであったという。

 

一団はNielsenさんらから1.5キロメートルほど離れた地点を泳いでおり、Nielsenさんによると双眼鏡を用いて見ることが出来たのは、わずか数秒ほどの間だったとしている。

 

Nielsenさんはそれがクジラのようには見えなかったとしつつ、「それは巨大だった」と言及。

 

「我々が何を見たのか、見当もつかない」としている。

 

一方で相次ぐ目撃情報を受け、これまでに地元報道機関が怪物の写真を撮影した人に10万ドルの賞金を支払うとしたこともあったが、それでも怪物の姿が写真に収められたことは一度もないという。

 

怪物の正体はオンデンザメか?

 

しかしやはり怪物の存在に対しては、懐疑的な見方も存在する。

 

アラスカ州の漁業を担当する部署において生物学者を務めるForrest Bowers氏は、怪物の正体は遡上するサケを追って湖へと入り込んだシロイルカか、あるいはアザラシの可能性があると指摘。

 

Wright氏自身も、その正体が深海に生息するサメの一種であるオンデンザメであることを疑っているようだ。

 

調査の結果新たな種の生物が発見されれば素晴らしいとしつつも、「もしオンデンザメを発見することになったとしても、調査を行う価値はある。彼らがなぜそこにいるのか、どのようにして生きているのか、疑問が山ほどある」としている。

 

オンデンザメ(SharkSider.com)

 

アラスカの湖に暮らす怪物の正体を探る今回の調査。これにより、どのような真実が明らかにされるのか楽しみだ。(了)

 

出典:The Seattle TimesThe search for a monster — or whatever lurks in an Alaska lake (5/12)

出典:Alaska Public Media NewsSearch renewed for Iliamna Lake’s ‘monster’ with DNA testing and underwater Video(5/8)

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