ロシア上空に不気味なキノコ雲、爆弾製造工場が爆発し人々がパニックに【動画】
ロシアで軍関連施設の工場が爆発し、街に巨大なキノコ雲が上がり、多くの被害を出したのをご存じだろうか。
複数の人々により動画が撮影される
モスクワの東、Dzerzhinsk市内にあるその施設は、ロシア軍の爆弾を製造している「Kristallプラント」と呼ばれている工場だ。
6月1日昼頃(現地時間)、その施設で複数回の爆発が起き、市内の上空にはキノコ雲が立ち昇った。
また爆発による衝撃波のため、店の窓ガラスが割れ、車の警告音も鳴り始め、人々が一時パニックに陥ったそうだ。
また当局の話によれば、この事故により79名が負傷、周囲にあった180のビルや建物の窓が破壊されたという。
当時の爆発の様子は複数の市民によって撮影されており、その後SNSにも投稿されている。
In #Dzerzhinsk, Nizhny Novgorod, #Russia, two explosions took place at an explosives factory. Between 15 & 19 people have been reportedly injured: pic.twitter.com/1aDsEPgzwi
— Alex Kokcharov (@AlexKokcharov) June 1, 2019
Another video of the explosion at the ammunition factory in #Dzerzhinsk, Nizhny Novgorod region, #Russia: pic.twitter.com/BsqFixumPn
— Alex Kokcharov (@AlexKokcharov) June 1, 2019
"23 people were injured as a result of a series of explosions at the plant for the production of explosives in the city of #Dzerzhinsk, Nizhny Novgorod region this afternoon. This is not the first such incident in the city."#Russia pic.twitter.com/1vopK6PaS2
— d○○d (@just_some_d00d) June 1, 2019
38 injured after #explosions at TNT plant in #Russia's #Dzerzhinsk – HealthMin #Дзержинск pic.twitter.com/5GTIdtxIFc
— sudhakar (@naidusudhakar) June 1, 2019
ケガ人のうち半数以上は住民
その爆弾製造工場は「FAB-500」という空から投下する高性能爆弾を作っており、その重さは500kgにも及ぶと言われている。
また爆発後は市内にも煙が立ち込めたため、当局は人々にパニックにならないよう警告。さらに今後も爆発する可能性はあるものの、汚染物質については心配いらないと伝えた。
施設のスポークスマンによれば、最初に施設内の建物の1つで火事が起き、やがてそれが爆発につながったという。
今回、ケガをした人のうち38人は爆発が起きた時、工場にいた作業員などで、41人は工場の外にいた住民だったそうだ。
ケガをした住民の多くは割れたガラスなどで負傷、作業員も含め病院へ搬送された15人のうち、1人の女性が重傷を負ったと言われている。
また当初は2名が行方不明になったと伝えられたが、その後この情報はまだ確認されていないと訂正された。(了)
出典元:Mirror:Panic in Russia as Chernobyl-like explosions mushroom from military bomb plant(6/1)
出典元:REUTERS:Scores injured in blasts at Russian military plant(6/1)