【悲報】新作映画『トップガン』から日本と台湾の国旗が消えてしまう
先日、映画『トップガン・マーヴェリック』の予告編が公開されたが、ある場面で日本と台湾の国旗が消えていることが分かった。
ジャケットから2つの国旗が消える
1986年公開の映画『トップガン』はアメリカ空軍のパイロットの姿を描いた作品だが、今回続編が製作され、7月19日に初めて予告編が公開された。
1986年公開の映画では、主演のトム・クルーズさんが着るレザー・ジャケットの背中には、日本と台湾の国旗がついていた。
しかし今回の『トップガン・マーヴェリック』では、その2つの国旗が消え、代わりに他の国旗のようなものが取り付けられていたという。
Mark MacKinnonさんはこのことに気づき、2つの写真を並べてツイッターに投稿した。
There’s a new Top Gun movie coming out. And Maverick is wearing the same leather jacket – only this time it’s Communist Party of China-approved, so the Japanese and Taiwanese flag patches are gone (screenshot on right is from the new trailer)… pic.twitter.com/gUxFNFNUKX
— Mark MacKinnon (@markmackinnon) July 19, 2019
中国の製作会社が共同で作っていたから?
日本と台湾の国旗が消えたことについてあるユーザーは、この映画の一部が中国の映画製作会社の「テンセント・ピクチャーズ」によって作られた(共同制作)からだと指摘している。
「テンセント・ピクチャーズ」は以前から「ワンダーウーマン」や「キングコング髑髏島の巨神」「ヴェノム」を共同で製作。現在は「ターミネーター・ニューフェイト(Dark Fate)」にも関わっているという。
ただし元アメリカ軍パイロットでF14トムキャットに乗っていたWard Carrollさんは、ジャケットのパッチはずっと使われているジョークだと証言。そのため国旗が変わったことに意味を求める必要はない、と述べている。
描かれ方を変えるよう要請
しかし中国政府は近年、映画産業に多く投資しており、アメリカ市場においても映画の中で描かれる中国の姿を変えるよう求めてきたという。
実際、『レッド・ドーン(Red Dawn)』というリメイク作品の脚本がリークされた時、アメリカの侵略者としてソ連に代わって悪役として描かれていることに、中国国営メディアが非難したそうだ。
その結果、MGM(映画製作会社)は約1億円をかけて、1コマごとに映っている中国人民解放軍のシンボルなどをデジタル的に消去し、代わりに北朝鮮に置き換えたと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Taiwanese flag goes missing from Maverick’s jacket in new Top Gun movie that has Chinese co-producers(7/21)
出典元:Daily Caller:‘Top Gun’ Remake Edits Out Taiwanese, Japanese Flags In Apparent Concession To China(7/19)