海の中から「いないいないばあ」、クジラが赤ちゃんに挨拶する様子がユニーク
まるで赤ちゃんに挨拶をするかのように、海面からゆっくりと顔を出すクジラの姿が撮影された。
「いないいないばあ」をするかのよう
その動画が撮影されたのは12月9日、場所はアルゼンチンのチュブ州にある、ゴルフォ・ヌエボと呼ばれる湾とされている。
撮影したのは、ホエールウォッチングを行っている会社「Yellow Submarine」で働くAlberto Alcantaraさんだ。
彼はまだ生後6カ月の自分の娘、Azulちゃんと一緒に船に乗り、沖合へ出航。目標地点についた時に、ミナミセミクジラ(southern right whale)がまるで「いないいないばあ」をするかのように、海面からゆっくりと顔を出したという。
これを見て、Azulちゃんも大喜び。また動画の中のクジラも、どことなく楽しんでいるように見える。
クジラが赤ちゃんに惹きつけられる?
「Yellow Submarine」のオーナーであるJulitte Decréさんによれば、クジラが人間の赤ん坊に惹きつけられるのは、決して珍しいことではないという。
実際、この会社では潜水艦でもホエールウォッチングを行っているが、そこに赤ん坊が乗っていると、毎回クジラが潜水艦の窓に近づいてくるそうだ。その上で彼女は取材に対し、次のように語っている。
「私たちはクジラと赤ん坊には特別なつながりがあると考えています。おそらく赤ん坊が発する音や、ある一定の周波数なんでしょう。私たちは泣いている赤ん坊が船に乗っている時、泣かせたままにしておくよう常に言っています。なぜならそうするとクジラが近寄ってくるかもしれないからです。ただ私は科学者ではないので、科学的な見地から、なぜクジラが赤ん坊の声に引き寄せられるのかは、言えません。でもそれは素晴らしいことですね」
毎年この場所ではクジラも出産するが、今年はすでにホエールウォッチングのシーズンが終わろうとしているという。(了)
出典元:MailOnline:Having a whale of a time! Baby girl gurgles with delight as 50ft whale plays peek-a-boo and surfaces close to boat(12/10)