世界で最も寒いバス?雪が吹き込む車内で乗客が出発を待ち続ける
ロシアでバスが事故に巻き込まれ、乗客が車内で辛抱強く待ち続ける様子が撮影された。
車内に雪が入り込んでくる
その事故が起きたのは昨年の12月30日、場所はクラスノヤルスク地方の街、ノリリスク
とされている。
バスはDaldykan川沿いで事故に巻き込まれたとみられ、車内にいた20人以上の乗客が足止めされたという。
しかも当時は気温がマイナス26℃、風速27mの激しい突風が吹き荒れ、車内の窓もきちんと閉まっていなかったそうだ。
このため乗客らは30分以上も、フードを被り、雪にまみれながら再びバスが動くのを辛抱強く待ち続けたとか。その様子がこちら。
視界がゼロで、バスが他の車と衝突?
ただ事故の詳細は、あまりよく分かっていない。当初の報告では、バスのエンジンが故障し、吹雪の中で立ち往生したと伝えられた。
しかしその後の情報では、バスの前で2台の車が衝突したため、それらの車が牽引されるまでバスは待たなければならなかったとか。
地元の住民、Lyubov Sedovaさんは動画において「バスは視界がゼロだったため、車と衝突し、約40分後に動くことができた」と説明。
その上で「いくつかのバスの窓は適切に閉まっていなかったため、雪が中に入らないよう、人々は強く窓を押さえていた」とコメントしている。
また別のユーザーは「これは、冬にバスに乗る通常の状態だ。暖房はしばしば故障し、窓のいくつかは、なくなっているかもしれない」と述べている。
それにしても車内で人々が雪に覆われているとは、驚きの映像と言えるだろう。(了)
出典元:The Siberian Times:Passengers turn into snowmen in icy video filmed after a road accident in Norilsk(1/1)